takahashi toshio個展 [A Beautiful Greed]に行ってきました
もう会期は終わってしまったのですが、takahashi toshioさんの個展におじゃましてきました。
これがほんと、控えめにいって最高でした。写真だけに止まらない作品の数々。うん十万かけて、2tトラックで搬入するというところからして、もう気合の入り方がヤバいです。なんでこれが無料なのか意味が分からないレベル。絶対頭おかしいです(褒め言葉)。
個展の様子は、SNS投稿が禁止なので、toshioさんのWebサイトにリンクを貼っておきます。こちらを見ると、toshioさんがどのような写真を撮っているかが分かると思います。
特に面白いのが、普通は写真って、数十分の1秒とか数千分の1秒を切り取るものなのですが、toshioさんの写真の場合は、数十秒とか数日の時間の流れを1枚の写真で表現しているような、時間の流れの表現をテーマにしているものが多く非常にユニークです。
今回個展行けなかった人は、toshioさんの今後の活躍をSNSでチェックしましょう!「もう個展はやらない」と言っていましたが、きっと何かしらやってくれるでしょう(笑)
takahashi toshioさんの自作カメラ
そんなtoshioさんの個展で展示してあった、toshioさんの自作カメラが凄かったです。作品と違って、こちらの1部はネットでの紹介OKとのことでしたので、そちらを紹介してみたいと思います。
自作シャッターカメラ
デジカメ(NEX5)をバラして、ミニ四駆のマブチモーターとArduinoを使って自作したシャッターを組み込んだカメラです。思いついても普通はこれ作りませんw 凄すぎです。これを使うと、スリットスキャン写真とかが撮影できます。
詳しくは以下のtoshioさんのブログの解説記事を参照下さい。分かる人に分かる凄さです。
私が以前作った、以下記事のスリットスキャンを生成するソフトは、完全にtoshioさんの影響をうけて作りました。このソフト、動画から手軽にスリットスキャン風の画像が生成できるのですが、やっぱりハードウェアから自作した写真のクオリティには全然かないませんね。
フィルムカメラ風デジカメ木製ケース
これもNEX5を改造しているのですが、ライカ風の見た目がかっこよすぎです。自分には、こういうの作るスキルないので羨ましいです。こちらも詳しくはtoshioさんのブログ記事参照下さい。
複眼レンズ
ボディーキャップレンズに、写ルンですのレンズを複数枚貼り付けたケース。万華鏡的な面白い写りをします(写真撮るの忘れました…不覚)。単純ですが、このアイディアは斬新です。
スキャナカメラ
極め付きがこれです。なんとスキャナを改造してカメラにしてしまったという変態カメラです。レンズはハッセルブラッドのものがつかえるというのがこれまた渋いです。出来上がる写真も含めて激ヤバです。
こちらも詳細はtoshioさんの解説ブログ参照下さい。
ラズパイプリクラカメラ
こちらは、ネットに投稿禁止のため、カメラ自体の写真はありません。
ボタンを押すと、自動でtoshioさんの写真と多重露光されてネットに投稿されるという鬼畜仕様のプリクラですw
こちらのカメラ、私がこのブログで公開してる自作デジカメを参考に作っていただいたみたいです(個展前に事前に連絡がありました)。非常に嬉しいですね。
まとめ
toshioさんの個展と自作カメラを紹介させていただきました。もともとtoshioさんがRaspberry Piを使ったカメラを作るときに私のブログを参考にしてもらっているのがご縁で、今回の個展もおじゃまさせていただきました。toshioさんからは「デジカメ作っている3大巨匠のうち1人」というお言葉をいただきましたが、どう考えても私が一番レベルが低いので精進しないといけないなと改めて思いました(笑)
今回の個展でめちゃくちゃ刺激もらったので、作りかけになっている自作デジタルバックとかもまた進めなきゃと改めて思いました!