イギリスなどで流行している変異した新型コロナウイルスに、海外への渡航歴のない埼玉県に住む男女あわせて３人が感染していたことが新たに確認されました。

　厚生労働省などによりますと、感染が確認されたのは、いずれも埼玉県に住む２０代から３０代の男女あわせて３人です。３人は今月１９日から２０日にかけて発症し、現在は県内の病院に入院していて、いずれも症状は軽いということです。

　また、３人に海外への渡航歴はなく、すでに変異ウイルスへの感染が確認されていた都内に住む４０代の男性の職場の同僚だったということです。

　「１月２５日に厚労省で変異株が確認された患者、４０代男性の感染源を調査をする中で、国において把握された。３名の患者については濃厚接触者が特定されており、不特定多数との接触はありません」（埼玉県の担当者）

　３人の職場は埼玉県内にあり、県は３人の家族や会社の同僚などの９人を濃厚接触者と特定し、推定感染源の調査を進めています。埼玉県で変異ウイルスへの感染が確認されたのは、これが初めてです。