「いまも、においがしない」コロナ後遺症の男性明かす
私たちの日常を大きく変えた新型コロナウイルス。北海道内で初めて感染者が確認されてから、28日で1年となります。去年に感染した男性がSTVの取材に応じ、いまなお後遺症に苦しんでいることを明かしました。
(新型コロナに感染 伴野忠孝さん)「頭痛がして、ちょっと熱っぽくなったのでその時は疲れたのかなと思ったけど。陽性ということで保健所から(2月)22日に連絡があって、初めて大変だぞと」
旭川市の飲食店で会長を務める伴野忠孝さん74歳です。去年2月、旭川市で初めて新型コロナウイルスに感染。道内では11例目の感染でした。
入院後、2週間で陰性となり一度は退院。しかし、再びせきなどの症状が出て、道内初の「再陽性」となりました。
(伴野さん)「コロナは対岸の火事みたいにしか思っていなかった」
(去年1月28日 宮永キャスター)「ここで速報です。関係者によりますと、道内で女性が新型コロナウイルスに感染していることがわかりました」
去年のちょうど28日、道内で初めて新型コロナの感染者が確認。中国・武漢から観光で来ていた女性でした。当時、春節を迎え、札幌には中国などから多くの観光客が訪れていました。
伴野さんも感染の心当たりは札幌での出張の途中でした。
(伴野さん)「2月13日に札幌から千歳に行く用事がありまして。(JRで)千歳に向かうあいだ、中国人らしい男性がせきをしてマスクをつけず、手をおさえず激しくせきこんでいたので、嫌だなという思いはあった」
この9日後、陽性が確認されたのです。
「感染症患者が新たに8人」「新たに15人」「90例目の方でございます」
その後、全国に先駆けて、道内では感染が急拡大。
(去年2月 鈴木知事)「新型コロナウイルス緊急事態宣言」
(去年4月 安倍首相(当時))「緊急事態宣言を発出します」
道独自の、そして国の「緊急事態宣言」が相次いで出される事態となりました。
学校は休校を余儀なくされ、子どもたちにも不安や動揺が広がりました。
緊急事態宣言後、道内では感染拡大がいったん収まり、国の「GoToトラベル」事業などで、再び観光地などではにぎわいを見せます。しかし…。
(去年6月)「昼カラオケの中でクラスターが発生」
(去年7月)「すすきの地区における集団感染事例、クラスターの発生」
各地でクラスターが相次いで発生。病院や高齢者施設にまで広がり、11月にはこれまでで1日として最多の304人の感染を確認しました。
秋以降の第3波をうけ、道は去年10月から「集中対策期間」を設定するも、いまだ感染拡大は続いていて対策期間は2月15日まで延長されています。
旭川の伴野さんです。陰性となってから1年近くたったいまも、後遺症に苦しんでいるといいます。
(伴野さん)「味は50%くらい改善したけど、においは全くしないです。いまも。強烈なにおいをかいでもにおいがしない。コロナっていうのは、いつどこで誰がうつるかわかりません。それぞれが気をつけなければいけない」
回復後も後遺症が残るという怖さを持つ新型コロナウイルス。道内では、28日までに1万7125人が感染し、588人が死亡しました。
収束が見えない中、これからもコロナとの戦いは続きます。
(新型コロナに感染 伴野忠孝さん)「頭痛がして、ちょっと熱っぽくなったのでその時は疲れたのかなと思ったけど。陽性ということで保健所から(2月)22日に連絡があって、初めて大変だぞと」
旭川市の飲食店で会長を務める伴野忠孝さん74歳です。去年2月、旭川市で初めて新型コロナウイルスに感染。道内では11例目の感染でした。
入院後、2週間で陰性となり一度は退院。しかし、再びせきなどの症状が出て、道内初の「再陽性」となりました。
(伴野さん)「コロナは対岸の火事みたいにしか思っていなかった」
(去年1月28日 宮永キャスター)「ここで速報です。関係者によりますと、道内で女性が新型コロナウイルスに感染していることがわかりました」
去年のちょうど28日、道内で初めて新型コロナの感染者が確認。中国・武漢から観光で来ていた女性でした。当時、春節を迎え、札幌には中国などから多くの観光客が訪れていました。
伴野さんも感染の心当たりは札幌での出張の途中でした。
(伴野さん)「2月13日に札幌から千歳に行く用事がありまして。(JRで)千歳に向かうあいだ、中国人らしい男性がせきをしてマスクをつけず、手をおさえず激しくせきこんでいたので、嫌だなという思いはあった」
この9日後、陽性が確認されたのです。
「感染症患者が新たに8人」「新たに15人」「90例目の方でございます」
その後、全国に先駆けて、道内では感染が急拡大。
(去年2月 鈴木知事)「新型コロナウイルス緊急事態宣言」
(去年4月 安倍首相(当時))「緊急事態宣言を発出します」
道独自の、そして国の「緊急事態宣言」が相次いで出される事態となりました。
学校は休校を余儀なくされ、子どもたちにも不安や動揺が広がりました。
緊急事態宣言後、道内では感染拡大がいったん収まり、国の「GoToトラベル」事業などで、再び観光地などではにぎわいを見せます。しかし…。
(去年6月)「昼カラオケの中でクラスターが発生」
(去年7月)「すすきの地区における集団感染事例、クラスターの発生」
各地でクラスターが相次いで発生。病院や高齢者施設にまで広がり、11月にはこれまでで1日として最多の304人の感染を確認しました。
秋以降の第3波をうけ、道は去年10月から「集中対策期間」を設定するも、いまだ感染拡大は続いていて対策期間は2月15日まで延長されています。
旭川の伴野さんです。陰性となってから1年近くたったいまも、後遺症に苦しんでいるといいます。
(伴野さん)「味は50%くらい改善したけど、においは全くしないです。いまも。強烈なにおいをかいでもにおいがしない。コロナっていうのは、いつどこで誰がうつるかわかりません。それぞれが気をつけなければいけない」
回復後も後遺症が残るという怖さを持つ新型コロナウイルス。道内では、28日までに1万7125人が感染し、588人が死亡しました。
収束が見えない中、これからもコロナとの戦いは続きます。
1/28(木)「どさんこワイド179」
1/28(木)16:19更新