大阪府と製薬大手のアストラゼネカ(大阪市北区)は20日、健康分野などに関する包括連携協定を締結した。同社は新型コロナウイルス感染防止に対応した避難所用のパーティションを寄贈したほか、多様性の実現を目的にしたセミナーに講師派遣などで協力する。
協定書を手に笑顔を見せる吉村知事(左)とアストラゼネカのヴォックスストラム社長=20日、府庁 |
府と同社は、2019年にアレルギー疾患対策に関して協定を結んでいる。今回は国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)の6分野に拡大。母子生活者支援や肺がん検診の受診率向上を掲げている。
吉村洋文知事は「国際的な製薬会社との連携で、大阪の強みであるライフサイエンスの分野をさらに発展させていきたい」。ステファン・ヴォックスストラム社長は「大阪は非常に重要な都市。科学だけでなく、広い分野でのイノベーションに努め、相互に発展してきたい」と話した。
25年の大阪・関西万博に関し、ヴォックスストラム社長は「将来のための重要なマイルストーン。ドバイ万博で出展した経験を生かし、本当に先進的なものを出したい」と語り、吉村知事は「参加を期待したい」とともに意欲を見せた。
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