[パリ 27日 ロイター] - フランスで27日、約2万7000人の新型コロナウイルス新規感染者が確認された。1日当たりとしては2回目のロックダウン(都市封鎖)が行われていた昨年11月18日の2万8000人以来最多で、外出禁止措置の強化が感染抑制につながっていない現状が浮き彫りとなった。
この日確認された感染者は2万6916人で、前日の2万2086人、20日の2万6784人を上回った。累計は310万人を突破している。
1日当たりの感染者が2万6000人を超えたのは、昨年12月末以来3度目。
感染第2波のピーク時の1日当たり感染者数の最多記録は、11月7日の8万6852人だった。
昨年11月の2回目封鎖開始から1週間が経過した時点で、7日間の平均感染者数は1万人強まで減少し、政府は12月初めに発動した夜間外出禁止措置が、感染抑制につながるのではないかと期待していた。
しかし、1月半ばに外出禁止措置を強化して午後6時以降としたにもかかわらず1日当たり感染者数は増加を続け、7日間平均は5日連続で2万人を超えている。
政府報道官は27日、夜間外出禁止措置は感染拡大抑制につながっておらず、規制強化が検討されていると明かした。
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