【マドリードAFP時事】新型コロナウイルスの感染者を調べたスペインの研究チームは26日、感染初期の兆候として、舌や手のひら、足の裏に異常が発生することがあると指摘した。報告書をまとめ公表した。
 研究チームは、昨年の第1波の4月、首都マドリードに設置された医療施設を利用した計666人を調べた。それによると、感染者4人中1人が舌に、10人中4人が手のひらまたは足の裏に異常を感じていた。
 舌の異常が見られた患者は、舌が腫れたり、斑点が出現したりしており、多くの場合、味覚を喪失する「コロナ舌」と呼ばれる症状となった。一方、手のひらや足の裏に関しては、熱を感じたり、赤く変色したりしたほか、一部では小さな染みが確認されたという。 (C)時事通信社