はじめに
以前、Qiita/Zennを使い比べた感想では「Qiitaは横型、Zennは縦型ディスプレイの方が使いやすい」と書きましたが、他のプログラミング関連サービス等でも縦横両方で使い比べているのでその感想を書いていきます。リモートワークのためにディスプレイ購入を検討されている方もいると思うので、少しでもその参考になれればと思います。
横向きが向いているもの
Cloud LaTeX, Overleaf
これらはブラウザ上でLaTeXをコンパイルするのに使えるサービスですが、Qiitaと同様に「編集画面の右側にプレビューウィンドウが表示される」という型式なので横をお勧めします。編集画面の左側にはファイルのディレクトリも表示されるので、横向きでないと肝心の編集画面が狭くなります。
YouTube
多くの動画が横向きで公開されていますし、動画の右側にはお勧め動画・関連動画の一覧が表示される仕様なので、横向きの方が便利でしょう。
タイムラインを表示するだけであれば縦向きが最適ですが、タイムラインの横側に表示される情報量が多いので結局は横向きの方が使いやすいと感じます。
縦向きが向いているもの
Google Sites
作業画面でのビジュアルエディタは縦型の方が視認できる範囲を広くできるので便利です。横側にあるメニューバーも大して大きくないので縦型で作業しても支障ありません。ただし保存時には横向きでの表示は確認しておくと無難でしょう。
ちなみに Google Sites には専用のコードエディタもあるのですが、サイズが小さいのでディスプレイに影響されにくいと言えます。
MediaWiki系統
縦型の方が視認できる範囲を広くできますし、このタイプだとプレビュー画面と編集画面が横ではなく上下に並ぶので縦型でないとスクロールが不便になります。画面横のメニューバーも情報量は限られているので、縦にするデメリットは少ないと思います。
Facebook Messenger
本家Facebookと違ってこちらは画面横に友達の連絡先しか表示されませんので縦にしても見えにくくなるという心配はありません。
現時点では何とも言えないもの
各種エディタ
縦型の方がコードの読める範囲が広がりますし、下のようなコードでもタグの始めと終わりが判別しやすくなります。
<div style="margin:0px;padding:0px;" align="center">
<div style="margin:0px;padding:0px;line-height:1.3;">
<div style="margin:0px;padding:10px;line-height:1.3;overflow:auto;text-align:left;height:350px;">
Enter to textbox.
</div></div></div>
一方で縦型だと横に長いタグなどを読むのに苦労することもあると思います。
<h1 style="margin-right:0px;margin-bottom:16px;margin-left:0px;line-height:1.25;padding-bottom:0.3em;border-bottom:1px solid rgb(234,236,239);color:rgb(36,41,46);font-family:-apple-system,BlinkMacSystemFont,Segoe UI,Helvetica,Arial,sans-serif,Apple Color Emoji,Segoe UI Emoji;margin-top:0px!important">Too Long</h1>
各エディタに対してどういうディスプレイが最適かは扱う言語に依存してくるのだと思います。
ワークチャット
ただ単にメッセージを読むだけであれば Facebook Messenger と同様に縦の方がスクロールしやすくて読みやすいのですが、S社等のワークチャットは画面横にチャンネルが表示されますし、スレッドを開いた瞬間さらに画面が狭くなるのが短所です。