飯能市は埼玉県の南西部に位置し、東は狭山市と入間市、南は東京都青梅市と奥多摩町、西は秩父市と横瀬町、北はときがわ町、越生町、毛呂山町、日高市に接しています。
地形は山地、丘陵地、台地に分けられます。北西部は山地で、市域の約75パーセントを森林が占めています。南東部は丘陵地および台地で、北の高麗丘陵と南の加治丘陵の間の台地部分に市街地が発達しています。さらに、入間川、高麗川の一級河川が、西部山地から東部台地へと流下しています。
気候は、太平洋側の内陸型気候ですが、山間部は季節による気温の変化が激しく、降水量は埼玉県内でも多い地域となっています。
昭和29年に県下9番目の市制を施行、古くは林業と織物のまちとして栄えました。昭和40年代からは宅地化が進展し、高校や大学、工場などの立地も進み、首都圏の近郊住宅都市として変化をみせました。平成17年には旧名栗村と合併、県内3番目という広大な面積を持つ市となりました。
都心から約50km圏内に位置し、交通アクセスも良好な環境にありながら、緑と清流という自然に恵まれた飯能市は、古くから豊かな森林と人との共生によって、人々の暮らしや文化・歴史、産業が育まれてきました。平成17年4月1日に「森林文化都市」を宣言し、自然と都市機能が調和した、暮らしやすい都市を目指したまちづくりに取り組み、さらに平成31年3月16日に「平和都市」を宣言しています。
面積 193.05平方キロメートル広ぼう 東西24.81km 南北20.81km
海抜最高 1,356m 最低71m
市役所位置 東経139度19分 北緯 35度51分
つつじの山天覧山、これこそ観光地飯能の発祥です。
「山で赤いのはつつじに椿……」と飯能地方の筏唄にもうたわれた親しみの長いこの花。
種類の多いつつじの中でも、「飯能つつじ」は学術上価値あるものとされています。
古くから西川材としての名声高く、地場産業の主力ともなる歴史の中に、先人の汗と努力を偲び、亭々として直木(すき)の名の如く、まっすぐに伸びてゆく姿に、まちの発展と青少年のすこやかな成長を考えます。 苗から治山治水の担い手となるまでまさに飯能っ子ともいえる西川杉です。
早春、春告げ鳥の名にふさわしく、家庭の庭先にまでどこからともなくやってきて、馴れぬ鳴き声を告げ、朝日山から奥武蔵の山深いところでは夏の盛りになっても、その美声を、わたしたちの心の中にまでしみこませてくれます。
「HANNO」の頭文字、「H」をモチーフにして、緑豊かな森林、青は清らかな川の流れ、それらを囲む黄のだ円は豊かな自然を守り伝えていく人々の輪を表し、赤は活力ある市民の熱い心を表しています。そして、躍動感あふれる人の形は市のさらなる飛躍を象徴しています。