「称賛されたかった」少年集団がバイク暴走疑い 信号無視、蛇行運転を繰り返す
オートバイで集団暴走したとして、県警交通指導課や大垣署などの合同捜査本部は21日までに、道交法違反(共同危険行為)の疑いで、大垣市や岐阜市などに住む15~18歳の少年9人を逮捕、送検した。
逮捕容疑は昨年5月14日午前0時45分から同50分ごろにかけ、本巣市と揖斐郡大野町の県道で、オートバイ7台に分乗し、信号無視や蛇行運転、踏切での一時停止義務違反などを繰り返した疑い。うち1人は同法違反(無免許運転)容疑でも逮捕、送検された。
またバイクに同乗していたが、危険行為に積極的に関与していなかったとして、岐阜市の女子高校生3人を補導した。
捜査本部によると、パトカーでパトロール中だった大垣署員が、大野町下磯で暴走行為をするオートバイを発見。本巣市宗慶までの約4・5キロを進む間、警告しながら追跡した。約70カ所の防犯カメラ映像の解析などから女子高校生を含む12人を特定。それぞれ同じ中学校の卒業生や友人らで、決まったリーダーはおらず、呼び掛けに応じて集まったという。
9人は「ストレス解消だった」「(仲間から運転が)うまいなという称賛を浴びたかった」などと容疑を認めている。