五輪選手にワクチン優先接種 WHOが否定的見解[2021/01/26 07:48]
WHO(世界保健機関)は東京オリンピックの出場選手ヘ優先的に新型コロナウイルスのワクチンを接種することに対し、否定的な見解を述べました。
WHO、マイク・ライアン氏:「私たちは現実と向き合わないといけません。最もリスクにさらされている人たちでさえ十分なワクチンはないのです」
WHOは25日の定例会見で、東京オリンピックの開催に向けて選手に優先的にワクチンを接種すべきかとの質問に対し、医療関係者や高齢者など最もワクチンを必要としている人がいるとして否定的な見方を示しました。
また、これはオリンピックの問題ではなく、貴重な資源をどう使うかの問題だとも述べました。
一方で、オリンピックのリスク管理対策については最終的にIOC(国際オリンピック委員会)と日本当局が判断するとしました。