2018年12月10日

ジェンダー批評的フェミニズム(英語:Gender-Critical FeminismまたはGCF)

GCFを断固支持します!


★以下転記

1主な主張

1.1女性と男性
人は生物学的性別に応じて、女性と男性に分けられる。
これはGCFがトランスジェンダーを批判する理由でもある。

1.1.1 intersex
女性なのに男性の性器を持って生まれた、男性なのに女性の性器を持って生まれたintersexは、遺伝的変異であるだけで、アイデンティティではない。
遺伝的欠陥として先天的に疾患をもって産まれてくる人を差別しないことと同じである。

1.2クィアの女性嫌悪批判
GCFはミソジニーを持つゲイやMTFのようなクィアが社会的弱者とされることを強く批判している。またGCFはIntersectional feminismなどが、社会的弱者と呼ばれる理由で、男性のセクマイを擁護し、かえって女性の人権が後方に追いやられることを懸念しこれを批判する。

1.3 シスヘテ女(シスヘテロ女性:”シスヘテ男性”よりも使用頻度が高い)
GCFはTG、男性クィアの'Intersectional feminism'陣営が主に使用する「シスジェンダー」や「ヘテロ」ような表現が、あたかも”シスヘテ女性”がマジョリティであり、社会的権力を持ったかのように錯覚させる危険性を批判する。

特にシスヘテ女という表現は、それ自体が、女性を他者化する女性憎悪である。
※日本語編集者注:そもそも「シス」という言葉は
「トランスセクシュアル」と区別するためTG(広義)が設定した造語である。

1.4買春
買春は社会の女性嫌悪を強化する行為なので、消えなければならない。


2トランスジェンダー批判

2.1ジェンダーの固定化誘発
●TG(広義)に対する捉え方は立場や主義によって異なる

・家父長制
:生物学的性別に合わせて、社会的性別を変更してください
 (生物学的特徴に合わせてふるまえ)!

・トランスジェンダーアイデンティティイデオロギー
:社会性別(ジェンダー)に合わせて、生物学的性別を変更してください
 (性転換手術などの推奨)!

・GCF
:あなたがどんな姿をしていても、その姿のままで大丈夫
 (ありのままのあなたでいいよ)!

男性中心の社会文化は、女性に不当な女性性を求めている。
(※長い髪、化粧、スカートは女性ジェンダーであり、コルセットであるので、それが”ありのまま”ではない)

このような社会の中で、トランスジェンダーは、自分の性別と性自認が異なる認識と主張しており、社会的に作られた女性像と男性像をアイデンティティの根拠とするため、ジェンダーを性別にアイデンティファイさせる恐れがある。

つまり心理的なジェンダーの区別は、性の固定観念に基づくフィクションであり、これらの精神的性別をアイデンティファイさせることは、社会の性の固定観念を強化するものである。
したがって、女性に強要された性的役割を踏襲することは家父長制の元で維持されてきた女性嫌悪の再生産である。

社会的に付与された女性像・男性像の双方を世界で排除することができれば、性別の区別はひたすら生殖をはじめとする医療的なものだけを要求・必要とするものとなる

従って、「TSは女性だ」のような、女性像と男性像を強化する可能性のある性言説は全てなくすべきである。GCFは結果的に「髪の短い女性」、「スカートを穿いた男性」が「本来の姿どおり認められる世界」にならなければならないと主張する。

2.2「生まれもった性別アイデンティティ」は存在しない

「私は間違った身体に生まれた」のような言葉は、多くのトランスジェンダーが自分の立場を説明するために使用される言葉である。
しかし「私は精神的に男性だが、身体は女性に誤って生まれた」とする主張を裏付ける科学的根拠は存在しない。
「誤った身体を持って生まれた」というのは、客観的に証明するのは非常に難しい。

3「TERF」という名称

フェミニズム陣営では、GCFを「TERF(Trans-Exclusionary Radical Feminism)」と表現してはならないという考えもあるが、あえて奪って「中傷するなという」意味で使っている方もいる。
「GCF」という呼びはGCFの立場で自らを呼ぶ名前である。

「TERF」という呼称は、
「トランスジェンダーを排除する」という特徴だけに焦点を当てたもので、
GCFをとるフェミニストを蔑視・他者化する呼称である。

ユン・ジヨン教授は発表された
「フェミニズム地殻変動論」で、TERFという呼称が現在韓国でどのように女性にレッテルを捺しつけ、嫌悪感情を惹起させることに使用されているかを示した。
……………………………………………………
以上、韓国のフェミウィキを邦訳・編集したものでした


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posted by Erin at 03:00| Comment(0) | フェミニズム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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