これは、療育園や支援学校を否定する記事ではありません。
私も社会が変わらない限りは、子供を守るため、少しでも生きる力をつけて幸せな未来を歩むため、支援学校の力を借りる日が来ると思っています。
療育園や支援学校は無くてはならないもの。
ありがたい場所という思いは変わらない上で書きたい事があります。
なぜ、私がこんなにも地域にこだわるのか?
それは、"我が子に普通に近づいて欲しい"わけでも、"私が普通を手放せずにしがみついている"わけでもありません。
我が子に"知的障害を伴う自閉症"と診断がついた時、上記の想いが無かったか?と言われたら否定は出来ません。
そりゃ親ですもの。
はい、そうですか!とはならないです。
葛藤も後悔もありとあらゆる感情の波に襲われました。
この先の不安が一気に押し寄せて、旦那と別れて私と三男だけでどこかで穏やかに暮らそうか、とか、もっと悪い想像だってしました。
障害への偏見だ!差別だ!
と騒がれるたびに胸を痛めました。
なんて最低な母親だと自分を責めました。
ただ、
違うよな?
という思いが芽生えました。
障害に対して偏見を持っているわけでも、障害者を差別したいわけでもない。
これは、紛れもない事実。
どう受け止めるかはその人次第だけど、私は全くそんな意識はない。
むしろ、
なんで、偏見の対象なの?
なんで、差別されないといけないワケ??
という疑問のほうが大きいなと。
生まれて来た命としては平等なはず。
確かに人より出来ない事があったり、迷惑をかけてしまうこともあるけれど、どうしてそれで命に優劣をつけられなくちゃならないのかな??って。
税金が使われているから??
配慮をされているから?
特別な制度に守られているから??
いやいや、そんな。
障害に限らず税金が投入されてる事たくさんあるよね??
障害に限らず配慮されてることあるよね?
特別な制度なんて障害以外にもあるよ??
気にし過ぎてるのは自分のほうだったわ。
って、周りを見渡したら見えて来た。
で、話を本題に戻すね。
正直、今の流れはとてもありがたい。
診断がついた事で、色々な選択肢があると分かった。
自閉症と診断されても、未来への希望が見えて来た。
少し前の私は悲観して泣き暮らしていた事も多かったけど、今はこの先どう動こうか?と考える余裕も出て来たし、世界の広さも見えて来たし、私1人じゃないという安心感も得られた。
ただひとつだけ。
こんなにも日々頑張っている人達の声や姿は、いかに見えてこないか?って事。
結局、普通の学校、支援学校と分ける利点ばかりが優先されて、一番大事な知る権利、肌身で感じる経験・チャンスが失われていると思った。
支援学校で学び、社会に出て生きていく努力を懸命にしてるのに、そんな事知ろうともせず、
障害者として接してくる健常者が多い事が納得いかない。
知ろうとしてくれ、歩み寄ってくれたり、自らその価値を認め、感じ、人と人として接してくれる人もたくさんいるけれど、
奇声が怖い。
ずっと跳ねていてなんだか不気味。
犯罪に繋がりそう。
とか、変な想像ばかりしてしまうのは、ちゃんと理解していないからだと思うんですよね。
私は、自閉っ子のママになって本当にたくさんの事を知りました。
タイヤがくるくる回る楽しさ。
エレベーターのアナウンスの違い。
道に落ちているあらゆるもの。
溝の中。
電車やクルマ、乗り物の音の違い。
わざわざ足を止めて、耳を澄まして、じっと目を凝らさないと見えなかった世界。
自閉症の三男がいなければ知らぬ間に通り過ぎていたものたち。
上の子達が小さい頃にグズった理由、今なら分かる気がします。
そんなちっぽけなことと言われるかもしれないけれど、そんな小さな大切な事に気づける人でありたいなと思ったんです。
障害のある子達が地域の幼稚園、小学校に通う事で、見えなかったものや忘れがちな想いに気づける事ってあると思うのです。
この世に生きているのは、"定型"と呼ばれる大多数の人達だけじゃないし、ハンディを背負っている人達は"守ってもらいたい人"では無くて、"共に生きていく人"だと思ってもらえるといいな。
だからこそ、私は地域の幼稚園や学校にこだわっているのかもしれないなと思ったのです。
療育や、支援は本当に必要でありがたいと思っています。
ただ、一生感謝したり、申し訳なく思ったりする事なく、開き直ったり、迷惑かけて当たり前と思ったりもなく、
ただ、ただ、この世に生きるひとりの人間として幸せに笑って生きていきたいのです。
あれ?また私、変なこと書いてますか??
そんなの当たり前じゃ!って思ったあなたは素敵な人♡
ムカッとさせてしまったらごめんなさい(>人<;)
はぁ〜?!と思った方はスルーしてください(>人<;)
私が地域にこだわる理由は、誰かに何かをして欲しいのではなく、誰かに迷惑をかけて当たり前!と思っているのでもなく。
わざわざ特別な場所を選んで行かなくても、ただそこにいて、混ざり合いながら、その子その子に必要な支援や配慮が誰かに大きな負担とならないように存在出来たらな。。。という、
小さいようで大きな
でも、実現不可能ではない
理想郷を求めて、の事です。
やっぱりワガママですかね??σ(^_^;)
また自分勝手って言われちゃうかな。。。
たわごとです。
夢を語るくらいいいじゃないの♡って方はいいね!押してってください 笑
いつもお付き合いくださる皆様、本当にありがとうございますm(_ _)m
不快な思いをさせてしまった方、本当にごめんなさいm(_ _)m
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