Messages from AGORIANS
仕事の楽しみを強く感じることができたのは、
ホテルの取得に関するファイナンス業務の1から10までを
自分の責任で任せてもらえた時です。
坂本 貴之 Takayuki Sakamoto
アゴーラ ホスピタリティーズ
ブランドデザインチーム アセットマネジメント マネージャー
元銀行員としての経験を活かし、財務・アセット面からアゴーラ ホテル アライアンスの施設拡大に尽力
ホテルの会社は、世界中に沢山ありますが、その経営形態はさまざまです。かつては、ホテルの不動産を持つ会社が運営も担うという形態が主でしたが、現在は不動産のオーナーと、ホテルの運営会社が異なることが一般化しています。私の仕事であるアセットマネジメントは、ホテル不動産のオーナーと、ホテル運営会社の架け橋をするという比較的近年に成立した職種です。
私の前職は、銀行で不動産業種の融資審査をしていました。貸付先の経営分析をして融資のリスク判断を行う仕事で、財務に関する能力はつきますが、金融機関はよく「他人の褌で相撲を取る」とも言われるように、自らビジネスを創造できるわけではないことから、事業会社へ転職しました。現在は、元銀行員としての経験を活かしつつ、アゴーラに入社してから得たホテルの知識を合わせることで、財務・アセット面からアゴーラ ホテル アライアンスの施設拡大を行っています。
ビジョンである「美しい日本を集めたホテルアライアンス」を拡大していくことに共感
転職をしたタイミングは、ちょうど東日本大震災の後という、日本経済の混乱期でした。その頃のホテル業界は、旅行どころではないという風潮のなか、どこも厳しい経営状況に迫られており、ここで積極的な展開をしようとしていうホテル会社はほとんどありませんでした。ただ、インバウンド旅行者を受け入れていけば、必ずやホテル業は日本の成長産業となれること、それを投資家・金融機関にロジカルに説明し、ビジョンでもある「美しい日本を集めたホテルアライアンス」を拡大していくという、アゴーラの戦略に共感して、入社しました。
創造的な仕事のしかたできる環境など、柔軟性を持った会社
アゴーラでは、決まったルールの中で仕事をするというより、創造的な仕事のしかたができる環境だと思います。ホテルというビジネスが、民泊の広がりや、ロボット・AIといった新しい技術革新により、劇的に変化していく中で、これからは柔軟性をもった会社でなければ生き残っていけないと思います。そういった意味で、従来にないホテルを育てていける素地がこの会社にはあると思います。
自分の責任で仕事をさせてもらえるという醍醐味
仕事に対するモチベーションには、様々なものがあり、人によって違うと思います。私が、アゴーラに入社して、仕事の楽しみを強く感じることができたのは、一定範囲の裁量の元で、ホテルの取得に関するファイナンス業務の1から10までを自分の責任で任せてもらえた時です。ホテルの取得に際しては、売主様だけでなく、金融機関、弁護士、公認会計士など様々な関係者との契約が必要です。ウン十億円が動く取引となれば、重ねると10センチの厚みにもなる契約書の束と格闘です。契約で自社に有利になるよう交渉していく地道な仕事です。例えば、「あの山に登る」という目的を設定された場合、どのルートで登るのか、どのような手段で登るのかについてまで、細かに指示されるのではなく、山頂に到達できさえすれば、自分で創意工夫の余地があるというのは、仕事をする上での楽しみだと思います。ただし、これが実現するには、本人の能力を上司がしっかりと見極めた上で、相互に信頼があることが前提になります。やりがいというのは、そういうところから生まれると思います。
多種多様な職種のなかに、それぞれの魅力が潜んでいる
学生の時は、会社がどのような仕事をしている人たちで成り立っているかは、なかなか見えづらいと思います。私も、ホテルアセットマネジメントという仕事を学生時代に認識できておりませんでした。アゴーラという会社を知ってくださった皆様には、是非、いろいろな職種の仕事の内容を聞いてみて欲しいと思います。きっと、あなたが興味を持つような魅力がどこかに潜んでいるはずです。