みなさま、こんばんは。桂木里紗です。

「また、これ聴いているの?」と言われそうですが、夕食を終えて、お風呂に入ってサッパリしたところで、私のテッパン・ブラームス交響曲第2番(パーヴォ指揮、ドイツカンマーフィルブレーメンの演奏による)を聴いています。

もう何度聴いても、感動するし、やっぱりベルリン・フィルとの競演による、パーヴォのさわやかな笑顔を思い出して、しばし幸せ。

 

きょうの晩御飯は、冷凍食品のチキンピラフでしたが(苦笑)、BGMがあまりに豪華なので、すごく贅沢な気分で過ごせてしまいます。以前私、サントリーホールに行って驚いたのが、28円のもやしを生のままで食べて、ホールに入るサラリーマン風のオジサマの姿でしたが、いまはさもありなんと思いますね。28円のもやし、というのはさすがに厳しいですが、飲み会に行くのを、一回やめて、コンサートに行けば、もっと豊かな気持ちで過ごせるのになぁ・・と思いますね。

 

ブロムシュテット翁が以前テレビのインタビューで、「文化は生活に必要ない?そんな馬鹿な!文化があるから生活が豊かに過ごせるのですよ(^_-)-☆」と茶目っ気たっぷりに答えておられましたが、まさにその通りだと私も思いますね。CDが買えないときは、YouTubeで検索すると、パーヴォの映像がたくさん出てくるし・・・。本当に便利な世の中になりました。

 

ボンビー生活といっても、ちゃんと雨露しのげるアパートに住んでいるし、もっと大変な思いをして暮らしている方はたくさんおられますから、今の私は、そういう意味では幸せ者ですね。 パソコンもスマホも大型テレビもあるし、暖かい暖房もありますし、冷蔵庫も電子レンジもあります。それらを使いこなして生活すれば、なんとかやっていけるものだと、思います。

 

コロナ禍以降、「ほんとうの豊かさ」の基準が変わりそうな気がします。いままでは、オシャレなカフェに行き、素敵な洋服を着て、お出かけしたり、映画や芝居を見たり、海外旅行に行ったり、習い事を習ったり・・・というのが、一つの豊かな基準だったと思うのですが、コロナ禍でそれらがすべてできなくなった時に、家の中でどれだけ楽しく明るく過ごせるか、というのが大切なことのように思われます。

 

まぁ、小さい時のころの生活に戻ったと思えば、あまり苦にもならないですね。

私の小さいころ、(父と別居していたころですが) ほんとにビンボーでしたから、それに比べれば、全然ましですね。

 

父と別居して、母と二人ぐらしをしていたころは、お風呂も銭湯に行って入っていましたし(いま、銭湯ってわかる方どれだけいるんだろう?)、家賃一万円の借家に住んで、隙間風が入ってくるような窓に、テープを張って風が入ってくるのを避けたり・・・。

でも、意外に楽しかったんですよね、その生活が。なぜかな?と思っていたら、ピアノをならっていたんですね。ピアノの練習をして、クラシック音楽のレコードを買ってきて聴いたり、本を学校の図書館から借りて読んでいると、あっというまに時間が過ぎていって。母が仕事から疲れた顔で帰ってくると、ピアノを弾いてあげるとすごく喜んでくれて。で、テレビを楽しくみるという。パソコンもCDプレーヤーもスマホも、もちろんなかった時代です。「音楽」「文学」「テレビ」が私たち母娘の生活を、豊かなものにしてくれていたのですね。

 

つまりは、気の持ちようなのですね。

 

物が溢れていて、日本は物のありがたさを忘れてしまっているのかな?という気がします。それは世界中に言えたことですが、海外に行ってみると、日本ってホントに何でもそろってるなぁ・・・と思いますね。でも、なくても海外では楽しく過ごせます。というのは、みんなすごく「挨拶」を大切にしているんですね。ベルリンに行ったとき、私が朝のご挨拶「モールゲン」と声をかけると、たいていの人は「モールゲン♬」と返してくれるんですね。いま住んでいる街も、どこのおうちの方か、わからないけれども「おはようございます!」とご挨拶すると、みなさん笑顔で「おはようございます!」と言ってくれるんです。横浜に住んでいるときは、そういうことがほとんどなかったですから、すごく驚きましたけれど、嬉しさでいっぱいでした。最低限のコミュニケーションですけれど、挨拶ってすごく大事。つながっていることを実感できて、素晴らしいことだと思うからです。

 

日本のすばらしさはたくさんあります。たとえば、とても清潔好きなこと。コロナ禍で感染者数がとても多いけれども、世界の中では少ないほうですよね。なぜかな?と思ったら、昨日も役所に行って感じた事ですが、こまめに消毒したり、掃除をしたりして、菌がまき散らさないようにしていること。マスクを(言われなくても)きちんとつけていること。検温を必ずすること。外から帰ってきたら、ちゃんとうがいをすること。とても、素晴らしいことだと思うし、もっと自信をもって、「日本は、世界一清潔好きな国です」と胸を張って言えるようにしたいですよね(^^)

 

こういうことの積み重ねをしていけば、半年後のオリンピックも開催できると思いました。外国の方が来たら、驚くくらい、日本の美しい街並みと清潔さに感嘆することだろうとおもいます。

 

つらいときこそ、前向きにいろいろなことを考えて、ポジティブシンキングで、みんなで一緒に頑張っていきましょう!(^O^)/

 

ボンビーガールの桂木里紗でした(笑)。

 

 

 

 

 

AD