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昔からウニがさかんに発生の研究に使われてきたことは有名です。 棘皮動物は「神様が発生学者にくれたプレゼント」などと言う人がいるくらい、優れた材料です。まず第1に、卵細胞は多くの種で極めて透明で、細胞の中の様子とその変化を 生きたまま 見ることが十分可能です。第2に、大量の卵細胞を容易に手に入れられ、それらを同調良く発生させることができます。 第3に、卵細胞や胚は丈夫で、特別な装置がなくても簡単に培養できます。また、成体の飼育も容易です。 という訳で、棘皮動物は現在でも初期発生(卵形成、受精、卵割(細胞分裂))や、形態形成の重要な研究対象であり続けています。 |
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棘皮動物は分類学上、5つのグループ(綱、Class) に分けられています。すなわち、ウミユリ類、クモヒトデ類、ウニ類、ナマコ類、ヒトデ類です。この5つのグループが、どのような系統分類学的関係にあるか、は現在もホットな話題です。 ここでは、私がこれまでに実験材料としてきた、または出会ったヒトデ類、ナマコ類の一部を紹介します。 |
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