第2弾フルディスクリートアンプ 完成( ̄ー ̄)だ
こんちゃ~(( ^∀^ ))
前回の記事のラクガキの下書きの右下側にちょいと写っていた黒いのが気になった方もいらっしゃるかと思いまして・・・
別アングルをアップロードしちゃいました
前回のお絵かきのキャラクターの周りに書いてあった感想は・・・
ディスクリートアンプ第2弾の音質評価です
バランス接続で試聴した時の表現力が・・・今まで製作してきたアンプと比べて・・・
まだこんなに変化が出せるものなのかととても驚いています
宣伝になるわけなので、大袈裟で過大評価でしょ???なんて言われましても音の感じ方は人それぞれなので否定も肯定も出来ないのが悲しい現実ショボーン..._φ(・ω・` )
一つだけ言えるのは・・・
$2500+あれこれで27万円近く出して購入した・・・
Noble Audio Kaiser 10 の初期型CIEMでの試聴において
今までに感じることが出来なかった色々な音色※が聴き取れるようになりました
※家電製品店、イヤホンショップ、イベント様々な会場で試聴してきた製品では出会えなかった。
詳細に移る前にちょいと開発までの道のりをちょっとだけご紹介
第2弾フルディスクリートアンプは入力・出力をバランス駆動させたいということで以下画像みたいな処理にしてみました
オペアンプの代わりに、ディスクリート部品でオペアンプ処理を4つ製作しています
バランス駆動のテストは、ずいぶん前にお知らせしましたFRISK版Bluetoothレシーバを接続して行いました。
FRISK版のBluetoothがあればバランス駆動のプレイヤーを買う必要が無い気がしてきました・・・
もっとすごいBluetoothレシーバICも見つけたからそのうち試そうかと思いますヽ(*>∇<)ノヤッホーイ♪
もしかしたらAK4990のDAC ICを載せたBluetoothレシーバが作れそうなのでやっちゃおうかな
どんな音が出るのか楽しみですね
ちなみに、今回はオペアンプの構造1つ分のみで4ch分をそれぞれ左右のHOT/COLDに割り当てます
最初に手持ちトランジスタで製作したオペアンプ構造を持つボード
大体5cmX3cmくらいのボードにトランジスタを載せて製作しました
ただ、このサイズだとディスクリートアンプ用に予定しているケースには収まらないことが判明・・・(≧w≦;)
ボードサイズを小さくするためには、部品サイズを小さくするしかないよなぁ・・・・(。´・_・`。)
ということで、作りましたのがめっちゃ小っこいバージョン
サイズにして3cmX2cmなので、大体6割くらいのサイズ縮小化に成功しました
でも、部品が小さく部品を配置する場所も狭く密集しているので作るのはかなりの労力が必要でした
接触不良とか、配置ミスとか色々でトラブルに見舞われましたが、音出しは問題なく出来ました
写真が汚くて見えにくいとは思いますが、トランジスタが18個、ダイオード、抵抗、コンデンサとかをすべて合計すると35個の部品が29mmX22mmのボード上に配置されています(o´Д`)=з 疲れた・・・
4chのバランス処理でアンバランス接続を入力、出力のどちらにつないだとしても大きな音質劣化はなく楽しめるような仕様に出来る事も分かったので製品製作へ移行しました
そして・・・色々悩みまくる事数日・・・
とうとう・・・
バランス駆動型フルディスクリートアンプが完成しました
ケースサイズは第1弾と同じ、120mmx70mmx20mmに収められました
ちょっと面白い構造にはなっていますが、スイッチ付きボリュームと、サブボリュームの・・・
2 Way Volume方式 という、新しい仕組みを取り入れしました
詳しい技術的な事はお伝えできませんが、このボリューム2つの設定次第で前回の記事でお伝えしておりました
「おとはんぷ -BTL- "Crystal Crear"」
と
「おとはんぷ -premium- "E3"」
のどちらの音色傾向にも似せることが出来るようになっています (方向性だけですが・・・)
基本の音色傾向は おとはんぷ -μ- "Pure" にも似ていますがどちらかと言えばおとはんぷ -BTL- ”Crystal Clear”ですね
久し振りにおとはんぷ -BTL- "Crystal Clear"を繋いでみましたが、結構普通に楽しめる気がする
初代おとはんぷの”Crystal Clear”の音質をベースにしているのでやっぱりいつ聞いても楽しいのかもしれない
今回完成した、ディスクリートアンプ第2弾はおとはんぷ -BTL- "Crystal Clear"の性能をディスクリート化してより繊細に、そしてハイレゾ感をも~っと引き出した様な性能です
おとはんぷ -BTL- "Crystal Clear"を基準に書いても伝わらないですよね・・・
今回と同じ仕様のデュアルボリュームを採用しているハードウェアはないと思うので、音質は説明しようがないのですが・・・試聴感想を記載したいと思います
なお、エージング時間は15時間と短いので今後もう少し重低域がしっかりしてくるのではないかと妄想しています
音質傾向
大きく違うと感じたのは、重低域の振動感
ダイナミックドライバーの方が重低音の表現力が高いのは確かですが、K10でゆったりとした波を、音波の振動を肩から背中に掛けて伝わっていくような感触は初めての体験でした
サブウーファー付きのK10でダイナミックドライバーに近い振動感を出せるようになりましたので、ダイナミックドライバーを搭載しているイヤホンではもっとすごいことになると考えています。
手持ちはAH-C820の3極タイプしかないのでバランス駆動にした時はどうなってしまうのでしょうか・・・
C820で試聴もしましたが、さすが厚みで誤魔化さないダイナミックドライバーの振動版の空気の押し引きが・・・さすがだなぁ~って感じました
そして、本記事冒頭のK10のポテンシャルに改めて気づかされたのは重低域の性能だけではありません
今回、内部配線に実験的な要素も含めて、3種類の銅線を三つ編みして実装しています
配線は”4N純銅”+”5N純銀”+”銀メッキOFC”という形で低域~高域までバランスを優先しました。
高域寄りの音数が現時点でも最強な5N純銀の効能がかなり出ていると言わざるを得ないです
現行のKaiser Encore(Universal)には届かないものの突き抜けるような高域の伸びとキレの良いアタックが感動レベルでした
K10の初期型は高域の表現力自体は申し分ないのですが印象としてやや控えめに抑えてあるようです
今まで色々なリケーブルを製作して何とか高域のポテンシャルを引き出したかったのですが、中々実現できずにいましたが、今回やっと実現することが出来ました
Kaiser Encoreへの乗り換えを検討してましたがまだまだ先になりそうです
イヤホン関係なく、アンプとしての色付け要素として・・・
残響、余韻、空気感 のバランスを微調整できるという面白い要素があります
そして・・・
- コンサートホールの雰囲気
- スタジオの雰囲気
- 野外の雰囲気
2ウェイボリュームコントロールを使って上記3点の雰囲気に似せた音へと変えられます
厳密には上記の説明通り、残響と余韻の長さが調整できます。
残響と余韻を減らすとよりスタジオや野外の様な反響の無い音になります。
注意点としては接続を行う、リケーブル、アンプとプレイヤーを繋ぐラインケーブルでかなり変わります。
オーグライン+Ptのような線素材ですとコンサートホールのような雰囲気があるので野外の雰囲気を作るのは難しいかもしれません。
音場の狭いクロストークのあるリケーブルでは逆にコンサートホールの雰囲気は作れないかもしれません。
もう一つ、やっぱり他の自作アンプとは違うなって感じるところは・・・
重低域のところでちょいと書いちゃったけど、ダイナミックレンジの広さというか奥深さ
ちなみに、重低域だけじゃなくどの帯域も何じゃこれレベルの滑らかさ・・・
NW-A45って2万だし、ミドルエントリー機くらいの位置づけだと思うのですが・・・
一応ハイレゾ対応ということではありますが、やっぱりOnkyoとかiReverとかDACチップからして差があり過ぎてハイレゾ感すごぉーってあまり感じないのです。
イベント、家電製品店などなど高級プレイヤーを試聴しに何度も向かっていますが、そこでも聞こえなかった音が確かに得られているのです。
ただ、DACが違うので高域の表現や音場感や倍音感はNW-A45のソニーサウンド。
周波数はそこそこハイレゾだけど、ビット深度が凄く深くなった感じというのが正しいかと
JAZZかな、バイオリンもそうだけど、チェロとかビオラあたりのちょい低めの音が出る楽器の弦を弾くと震えてぶれて見えると思うのですが・・・
あれが見えるような感覚?錯覚になるくらい聴覚に音と振動で伝わってくるそんな感じがする∑(゚д゚;)
楽曲の音に合わせてですが、常に頭の中がぶるぶる震えるからか、体験したことない感覚だからだろうか、頭が回らなくなって記事を書く手が止まるとまる
生々しくて、生演奏を聴いているような感覚になるような。
再現力が高くて、臨場感が凄いってことになるのかな。
あらゆる楽器から奏でられる音色が手に取るようにわかる。分かり過ぎて困るくらいに・・・
これでゲームしたらめっちゃ楽しそうな気がしてきたワクo(´∇`*o)(o*´∇`)oワク
そういえば、お仕事そっち系なのにしてないな・・・何か遊んでみるか・・・ヽ(´▽`)/
料理番組とかアンプ通して音を聞いたらお腹すき過ぎちゃうかもしれないし・・・
録音環境がしっかりしているコンサートとかの音楽聞いてみたいかもc(>ω<)ゞ
・・・文字での音質表現はやっぱり難しいです
さて、自作アンプ問わず良い事しかない製品なんて中々ないものです(≧Д≦)
本機も若干のノイズがあります・・・
ボリュームを70%くらいまで上げると少しずつボリュームの増大に合わせて”サー”って音が聞こえ始まます。(感度の高いイヤホンだとそこそこ聞こえます)
でも接続するプレイヤー側の出力を大きくしていればボリューム40%くらいでもかなりの音量なので今のところアンプ自体のノイズが楽曲の合間とか、静かなな曲だとしても気になることはなさそうです
NW-A45がノイズ出してくれちゃってくれているのでそっちの音が気になるかな・・・・
NW-A45以外の機器をつなぐと問題なかったり、酷くもなったりするので入力信号に問題のようだ
バランス駆動でノイズの逃げ道がないのでタッチノイズはそれなりにあります
入力プラグに触れるとそのまま体の電気がノイズとしてハム音みたいな「ブーン」って音が聞こえます。
プレイヤーやプラグに触れなければ問題ないのと無音時にちょっと気になるかも位のレベル。
駆動時間・バッテリーについて
理論値では搭載バッテリーは標準1500mAhで約7時間の駆動が可能です。(音量次第で変動)最大搭載可能バッテリーは3200mAhになりますので約16時間が最大の駆動時間となります。充電速度は最大1A供給になりますので、3200mAhのバッテリーで最速3時間20分ほどで充電可能です。
利用可能なイヤホン・ヘッドホンについて
低感度イヤホン(98dbの感度を持つイヤホン)にて十分な音量が取れるか動作テスト済みです。
この点から、感度100db以上のイヤホン、ヘッドフォンを推奨しています。
より感度が低い製品で試されたい場合はレンタル機にてご確認下さい。
入出力ジャックについて
3.5mm4極ジャックを標準搭載、ご希望に合わせて2.5mm4極ジャックに変更可能です。
駆動電圧について
駆動電圧はバッテリーが持たないので±3vほどが標準になっています。※仕様上は±10vくらいまで上げられますので低感度イヤホン向けに増圧も可能。
その他、細かな性能は測定機器が準備出来れば記載予定です。
周波数特性は気になるところだけど、採用トランジスタの特性が最大250MHz品です
精度良くて安価なアイテムもそろそろ探したいなぁ。
感想としては今まで開発してきたおとはんぷの中では一番高周波も出ているようです。
充電用USBジャックは背面に搭載しています。
背面の右上の緑色LEDが充電中であることを表しています。
私自身の好みの範囲において今回のディスクリートアンプ第2弾の音質を聴いてこれ以上の音質向上は当面不要です
なので、アンプの開発研究はこれで一旦は終了になります
ちょっと製作に疲れてしまったというのもありますのでアンプについては楽しむ方に専念したいところです
受注生産による製作を行う準備は行っておりますが、他のアンプよりも高価で相応の価格になることとは断言しておきます。
ということで多忙であるか分かった方がお問い合わせされる方も安心できるかと考えまして・・・
私の稼働状況・サポート混雑度が一目でわかるシステムを開発致しました
Otoha's Storeで受けているご依頼やメッセージ機能によるサポート状況や製作作業予定日に合わせてグラフが変動する仕組みにしています。
グラフの更新はページにアクセスした際に1度だけとなりますのでご注意ください。
試聴機のレンタル中に耳が手持ち無沙汰?にならにようにもう一つだけ自分用を製作したら、アンプ製作は依頼以外ではまず製作しない予定です。
出会えてなかったK10のポテンシャルの高さにどこまでこの先楽しめるのか気になります
改めてPCに取り込みしてきた数千曲を聴き直したい衝動を抑えるのにいっぱいいっぱいです
ということでDAP製作に座礁でもしない限りは今後はデジタルハードウェア開発に専念していこうと思います
色々なケースを購入してはほったらかしなので、色々したいこといっぱいです(๑´ڡ`๑)
ほいじゃぁ~ね~
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