17章:「閉店時の音楽が“蛍の光”であることが多いのはなぜ?」



第17章の今回、テーマは「閉店時の音楽が“蛍の光”であることが多いのはなぜ?」です。

みなさん、考えたことありましたか?

お店が閉店するとき、この音楽を聞いたことがないという人はいないでしょう。


それほどまで広く用いられている“蛍の光”ですが、なぜ使われるようになったのでしょうか。



もともと“蛍の光”は卒業式に歌われていました。そのため『別れを惜しむ』というイメージが根付いたと考えられます。



それが広く使われるようになり、現在でも閉店の際に使われています。




しかし!!お店で流れるこの曲、実は“蛍の光”ではないんです!!!!!!

「じゃあなによ?」そう思ったあなた。まぁまぁ焦らないで。

お店で流れているこの曲は『別れのワルツ』という曲なんです。



しかしここで「えー、でも実際曲調が“蛍の光”なんですけど、納得いかねぇな。」と、思ったあなたはさすがです。

『別れのワルツ』は“蛍の光”を編曲して作られたものなんです。

つまり、厳密にいうと全く別の曲ではないんですね。

『別れのワルツ』は1949年に「哀愁」という映画に使われて大ヒットしました。

これを日本人が編曲して発売された『別れのワルツ』が今でも使用されているというわけなんですね。



どうでしょうか?これで、閉店時に『別れのワルツ』が流れても焦ることなくお店との別れを惜しみ、1日に1回しかない閉店の雰囲気を楽しめるのではないでしょうか。


戻る
TOPへ