第11章の今回、テーマはというと「お粥・雑炊・おじや・リゾットの違いは?」 です。
一見同じもののように思いますが、実はまったく別のものなんです。
それでは、一つ一つ解説していきましょう。
まずはお粥から。
簡単に言うとお米を大量の水で炊いたものがお粥ですね。ここで言うお米とは炊いてない生のお米です。
このお粥も、調理法や水の分量などでさらに細かい分類ができるみたいですけど、これはまたの機会ということで。
続いて雑炊ですが、雑炊とは出し汁に炊いたお米と他の食材を入れて作る料理らしいです。そうです雑炊には炊いたお米を使用するんです。
昔は、単に水を入れて全体量を増やしたので「増水」と書かれていたようですが、現在では野菜や魚介なんかも入れてオシャレになったので、「雑炊」に改められたようです。
一方おじやですが、鍋の残り物等に炊いたご飯を入れて煮込むものだと言うことができます。こちらも使うのは炊いたご飯。
雑炊は米の粒が残るようにさらっと、おじやは粘り気が出るように煮込んで仕上げるのが通常みたいです。
しかし、現在では雑炊とおじやはあまり明確な区別がなされていないようで、同じ意味で使っている地域もあるみたいです。
ちなみにおじやはスペイン語でolla「雑炊」と言います。
そして最後にリゾット。
リゾットはイタリア料理で、生米を油やバターなどで炒めて、それをダシやスープで炊いたものを指します。
米を炒めてから炊くという点では大きな違いですね。
この前、リゾットを食べに行くと言ってた友達に「雑炊どうだった??」って聞いたら笑われて恥ずかしい思いをしました。
もうそんなことはないぞっ!!
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