ベトナムに来てすぐの頃、社内の通訳の子を連れてある銀行の口座を作りに行った事があるんだけど、その時にその人によると「しろくまさん、この人(窓口の銀行員)が言うには、外国人の口座を作るのはとても難しいらしいです」
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返信先: さん
手順を聞くと「まず、日本の住民票を日本大使館で翻訳して貰い、それをベトナム外務省でハンコ押して貰ったものを提出する必要があるそうです」と言われたので、この時点で直感的に嘘付いてるなと感じ「〇〇ちゃん、この人は嘘ついてるよ。他の銀行に行こう」と耳打ちした。
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で、その後他の銀行に行ったら、何の事は無い、パスポートだけでOK。確かに外国人の口座開設に対して、徐々に厳しくなっていた頃ではあるけれど、まだまだどの銀行パスポートだけで作れたし、そんな面倒な手順なんか全く聞いた事がなかった。
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何が言いたいかと言うと、その人は外国人の口座を作った事が一度もなく、やり方が分からない。プライドが高い故に「分からない」を認める事が出来ず、また上の人との人間関係が悪いのか、はたまた面倒なのか調べる事もせず、思い付きの嘘で客に「諦めさせる」という選択をしたように思う。
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この国にきて間もない頃に経験したこの事が、自分の中でとても大きく「ベトナム人はすぐ嘘をつく」という事を学び、それ故に今日まで大きく騙された事は無いと思うので、むしろ感謝してる。
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外国人の口座を作った事が一度もなく、やり方が分からない。プライドが高い故に「分からない」を認める事が出来ず、また上の人との人間関係が悪いのか、はたまた面倒なのか調べる事もせず、思い付きの嘘で客に「諦めさせる」という選択をしたように思う。
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土曜日も、また新たに一行口座開設をしたんだけど、その時も同じで「外国人は作れない」と言われたので、この時の事を思い出し「本当なんだな?絶対に作れないんだな?」と念押し聞いたところ「作れるには作れるけれど、制限が多く煩雑である」に回答が変化
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制限は何なんだ?煩雑というのは何なんだ?と突っ込んできくと、「とりあえずパスポートとVISAと労働許可書をコピーさせてくれ。休み明けに法律に詳しい人に聞く」と言われ、それに従ったところ「この書類だけで口座開設出来る」との事。最初の回答は一体何だった。
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「出来ない」というのは、会社として出来ないのか「自分が出来ない」だけなのかという事。良くも悪くもこの国はどこまでも個人主義だから「自分が出来ないから出来ない」になってしまうところはある。そしてそれに対し、微塵も罪悪感は感じてはいない。日本人とはこの感覚は大きな隔たりを感じる。