口元がしぼんだ感じになったり、いわいる老け顔になったり、美容上大きなマイナスになることがあります。
また前歯が中に入りすぎることによって、下あごの動きが制約される場合があります。
矯正治療後の後戻りには色々な原因があります。
患者さんが保定装置をきちんと使わなかったりする場合もあり、一概には言えませんが、一番の原因は小臼歯を抜いて無理な咬み合わせで仕上げてあることです。
機能的にバランスの取れた咬み合わせで仕上げれば、後戻りも少なくなるものです。
かなり乱れた歯並びでも、きれいに並べるために不足するスペースは4~5ミリ程度しかありません。
このスペースを確保するために8ミリもある小臼歯を抜けば、スペースが余りすぎてしまい、それを無理にくっつけようとするために、歯が傾斜してしまいます。
また、すき間が残った状態で治療を終了せざるをえない場合が出てきます。
このため、機能的な正しい咬み合わせが作れず、顎関節に負担がかかって顎関節症の大きな原因となることがあります。
また、小臼歯とくに前から4番目の歯には、顎の位置を後ろに下げないようにする働きがあり、顎関節を守っています。これを抜いてしまうのは非常に危険です。
小臼歯を4本も抜歯したアーチは異常に小さくなります。まるで子供の口の中の様なサイズになり、とても不自然な感じを受けます。
このため、お口の中が狭くなり、発音しにくくなったり、舌を咬み易くなったりすることがあります。また、舌房が狭いと舌が後ろの方へ下がってしまい、就寝時にいびきが発生しやすくなり、これが睡眠時無呼吸の原因となる可能性もあります。
小臼歯を4本も抜歯して、必要以上に大きく開いてしまったスペースをつめていくには、とても時間がかります。
2~3年は当たり前、ひどい場合は4年~5年も装置をつけてなければなりません。
それでも結局、すき間が全部つまらないケースも多いようです。
小臼歯を抜かずに治療すれば、抜いた場合に比べて治療期間が短縮されます。通常で1年半程度、難しいケースでも2年程度で終了します。
自然に調和した、美しい歯並び
治療期間が、大幅に短縮(殆んどの方が、1年~1年半で治療終了)
顎関節症になる心配がなくなる・顎関節症の改善
虫歯・歯周病になりにくくなる・歯周病が、改善
咬み合わせが原因の肩こり、頭痛などが治る
「いびき」や「鼻づまり」などが、改善されることが多くなる
歯を抜かない矯正治療 自由が丘 金子歯科医院