結婚のため、+パートナーの子を養子にして親子縁組、
ならば、求めるのは婚姻制度でしょう。
● 裁判を起こすのは、FTMに偏ってない?
自分の観測範囲ではこの裁判を起こした人は女性。
戸籍変更を求めて裁判までするのが女性に偏っているなら、
それはなぜなのか。
性器や生殖機能が実際のところどうなっているかは、
まともな社会生活の次元で(性暴力の問題とは別途、の意味)
他人にはわからないしほとんど関係ないと思う。
セックス女性は戸籍という最も公的な証明、国家の権威を後ろ盾に必要とし、
セックス男性はそうでもないとしたら、
セックス女性が男性として扱われること、周囲に認めさせること、
セックス男性が女性として扱われること、周囲に認めさせること、
そこに難度の差があるからじゃない?
これは個人の次元。
結婚に絡むことを考えると、カップルの問題が強いのかもしれない。
FTMが戸籍女性のまま女性とカップルになる
→カップルに戸籍女性のみ
MTFが戸籍男性のまま男性とカップルになる
→カップルに戸籍男性のみ
戸籍女性二人の非婚カップルと、
戸籍男性二人の非婚カップルでは、
どちらが社会的に強いか。
後者だろう。
戸籍変更して法律婚する、これへの動機の強さが、
FTMとMTFでは違うと思う。
※あくまでも「不均衡への考察」です。
「手術なしで戸籍性別変更」は主張者が誰であっても反対です。
● 提案
自分としては、
異性婚に限定しないパートナーシップ制度を充実させるべきと思っていて、
同性愛でも性愛抜きの友愛でもその対象。
だから、パートナーシップ制度において、
身体性別を問わない、違和があって変えたい人は変えて、
制度のために身体や戸籍を変える必要はない。
そしてパートナーシップ制度を結んでも結ばなくても、
個人に有利不利を与えない社会制度と意識。
こっち方向に進めませんか。