福山雅治と押尾学、その明暗

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単なるコラムです。
平野綾ちゃんについて考えるに、福山雅治と押尾学を比較してみると面白いと思うんですよ。

福山も押尾も、長身でハンサムです。あれくらいの外見に生まれたら、若い頃に一生分の、いや、普通の人間の千回分は女にモテるだろうから、その段階で超勝ち組です。しかし、モテという点で勝ち組の二人も、人生では明暗が分かれています。

言うまでもなく福山雅治は人気者を維持している。
押尾学は転落しました。

押尾はずいぶん下手くそなロックをやってました。そして下手でもロックみたいな、そういう「傲慢さ」がありました。どこかネタの部分はあるんだろうけど、天然でそういう人でもあります。女性声優さんで押尾に似ている人がいます。もちろん平野綾ちゃんです。平野綾ちゃんのロックも、押尾のロックと同じ文脈で語れるものです。まったく売れなかった押尾と、オタに売れているのを破壊した綾ちゃんでは違いがあるけど、性質は似通っています。そういえばブブカに載ったという点でも押尾と綾ちゃんは共通点がありますね(笑)。

福山雅治に話を転じましょう。彼がここまで売れてきたのは、芸能界のバックが強いからです。スキャンダルが全然出ないのは、それだけの力が働いていると見るのが妥当でしょう。だが、そういう虚像だけではない。福山雅治は自分に実力がないのがわかってます。作詞作曲出来るけど、アーティストと呼べるレベルではない。そのあたりに謙虚さがある。そういう謙虚さゆえに、福山レベルの作詞作曲でも受け入れられた。

押尾とか平野綾ちゃんには謙虚さがありません。「性格が悪い」の一言で片付けることも出来るが、本当に性格の悪い人だともっと上手くやれるんですよ。あなたの周りの性格の悪い人間を思い浮かべてみるといいです。そういう連中は要領がいいから、破滅はしないです。押尾と平野綾ちゃんの共通点は妙に正直なことです。発達障害の文脈で語った方がいいかもしれないです。

容姿に恵まれているなら、容姿以外での実力不足を認めてしまえばいい。実力不足を認められる人は謙虚だと思われるし、好感度が上がります。押尾とか平野綾ちゃんは実力不足を認めないから、好感度が上がらない。繰り返すけど、本当に性格悪い人ならうまくやれる。傲慢に見えて世渡り下手というのが、押尾と平野綾ちゃんの実像です。

今後の平野綾ちゃんについて考えたい。なかなか難しいと思います。一度割れたお皿は元に戻りません。イメージ商売って、そういうことだからね。実力不足を今さら認めても、手遅れです。綾ちゃんについて考えれば考えるほど、手遅れという単語が浮かんできます。

注目を浴びる才能みたいなのはあるから、それを仕事に繋げられればいいんだけど、そういう才覚があるならこういう迷走はしてないです。
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