チャートで見る
日本の感染状況
新型コロナウイルス
厚生労働省によると、1月25日時点で全国の重症者数は1017人と前日より10人増え、過去最多を更新した。7日連続で1000人を上回る高水準が続く。感染状況をチャートで見る。
2021/1/27 06:46 最終更新
東京都
新規感染者数
人
1月26日は東京都で新たに1026人の感染者が確認された。3日ぶりに1000人を上回った。7日移動平均は1088人になっている。1日あたり感染者数の過去最多は1月7日の2447人。
新規感染者のうち経路不明者の比率
%
東京都の感染者のうち、感染経路が分からない人はどれくらいの比率なのか。7日移動平均で経路不明者の比率を見てみると、足元で53.8%。政府の分科会は50%以上なら感染段階が1から4まであるステージの3、4に該当するとしている。
直近1週間の年代別感染者
(1月26日時点)
20代
20%
30代
16%
60歳以上
28%
その他
36%
東京都で1週間に見つかった感染者を年代別に見てみる。重症化リスクの高い60歳以上が28%で増加傾向にある。20代は20%、30代は16%。
入院患者数
人
東京都の入院患者は1月26日時点で2847人だった。東京とはコロナ患者用に4000床を用意している。
重症患者数
人
東京都の入院患者のうち、人工呼吸器や体外式膜型人工肺(ECMO)を使っている重症者は1月26日時点で148人いる。東京都は重症者が使える病床を250床確保している。厚生労働省の重症基準は集中治療室(ICU)の患者を含めるが、東京都は除外している。
検査の陽性率
%
東京都で検査を受けた人数に占める陽性者の割合(陽性率)は1月25日時点で8.9%となっている。昨年12月28日以来、約1カ月ぶりに9%を下回った。東京都は感染経路や濃厚接触者を追跡する調査を縮小しており、調査結果に影響している可能性もある。2020年9月以降は3%台が続いてきたが、11月から緩やかに上昇し、12月30日には4月以来の10%超となった。1月23日に約3週間ぶりに10%を下回った。政府分科会の指標によると、10%以上で感染状況は上から2つ目のステージ3に当たる。陽性率は直近7日間の平均値で計算している。
全国の感染状況
新規感染者数
- 0
- 1
- 10
- 20
- 50
- 100
1月26日に新たに確認された国内の感染者は3853人だった。東京は1026人と3日ぶりに1000人を上回った。1日の感染者がどのように増えたり減ったりしているのか、都道府県別のヒートマップで見てみる。赤色が濃いほど人数が多い。
都道府県別
のデータを表示する
大阪府の新規感染者
人
大阪府のベッド使用率
%
大阪府の感染者、回復した人、死者の数
人
大阪府の人口10万人あたりの感染状況
人
(1月25日時点)
大阪府のPCR検査人数
人
全国
首都圏1都3県とその他の新規感染者数
- 首都圏
- その他
人
1日に確認された感染者の数をみてみる。1月26日は3853人だった。このうち7日に緊急事態宣言が発令された首都圏(東京、神奈川、埼玉、千葉)は計2013人だった。全国の新規感染者は7日移動平均で4510人で、足元で減少傾向にある。
首都圏1都3県とその他の累計感染者数
- 首都圏
- その他
人
全国の累計感染者は1月26日時点で37万2257人になった。2020年11月8日から首都圏(東京・埼玉・神奈川・千葉)以外の割合が5割を上回る。空港検疫で見つかった人は1月9日に2000人を超えた。
首都圏1都3県とその他の新規死者数
- 首都圏
- その他
人
1月25日に国内で新たに確認された死者数は104人だった。7日移動平均は増加傾向で、足元では80人を超えている。1日の死者数の過去最多は1月22日の108人。
首都圏1都3県とその他の累計死者数
- 首都圏
- その他
人
累計死者数は1月26日時点で5298人になった。このうち首都圏は1770人。20年8月28日以降は首都圏の割合が5割を下回っている。
感染者、回復した人、死者の数
- 感染している人
- 死者
- 回復した人
人
累計感染者を現在感染している人、回復した人、死者に3分類した。感染している人は、累計感染者から回復した人と死者を引いて計算した。感染している人は増加傾向が続いてきたが、1月17日の7万5119人をピークに減少傾向にある。
重症者数
人
厚労省によると全国の重症者数は、1月25日時点で前日から21人減って996人だった。2020年11月22日に第1波のピークだった4月30日の328人を上回り、足元では第1波ピークの3倍を上回る水準になっている。
感染者の年代別比率
%
感染者の年代別比率(不明分除く)を1週間ごとの推移でみてみる。厚労省によると、1月20日までの1週間に確認された感染者のうち、20~30代が36.6%で前週比5.1ポイント減った。重症化リスクが高い60歳以上の割合は23.9%と、前の週から3.6ポイント増えた。
入院患者のベッド使用率
(1月20日時点)
ベッド使用率(%) | 入院者数 | ベッド数 | |
---|---|---|---|
兵庫県 | 79.1 | 598 | 756 |
福岡県 | 79.1 | 507 | 641 |
大阪府 | 74.8 | 1198 | 1602 |
東京都 | 73.9 | 2957 | 4000 |
埼玉県 | 69.7 | 886 | 1272 |
沖縄県 | 68.2 | 320 | 469 |
長野県 | 67.1 | 235 | 350 |
群馬県 | 65.4 | 219 | 335 |
岐阜県 | 64.6 | 404 | 625 |
熊本県 | 63.8 | 268 | 420 |
厚労省資料で、都道府県が確保している病床数に対する入院者数の比率を算出して上位10位を並べた。1月20日時点で、表にはない自治体も含め18都府県が50%を上回っている。各都道府県が最大で確保できる病床数で計算した使用率が50%を超えると、政府分科会が示す感染状況で最も深刻な「ステージ4」に相当する。厚労省資料の病床数と、実際の病床数とにズレがある自治体もある。
直近1週間の人口10万人あたりの感染者数
人
(1月26日時点)
直近1週間の人口10万人あたりの感染者数を都道府県別に見てみる。東京が50人台と高いが、少しずつ減少している。この数値は政府の分科会が感染状況をステージ1から4までに分ける目安にしており、15人以上ならステージ3、25人以上ならステージ4に分類する。
人口10万人あたりの累計感染者数
人
(1月26日時点)
都道府県別の累計感染者数を人口10万人あたりで見てみる。グラフは上位10位を並べた。東京は1月16日に600人を超えた。
年代別の感染状況
人
(1月20日時点)
厚労省によると、1月20日時点で70歳以上の死者が3708人で、全世代の累計死者の86%を占める。感染者のうちで亡くなった人の比率を示す致死率は、60代は1.3%、70代は4.3%、80歳以上になると11.5%と高くなる。30代以下の死亡者は13人と少ない。
年代別の人口10万人あたり感染者数
人
(1月20日時点)
1月20日時点で20代の累計感染者は7万8000人を超えている。人口10万人あたりの感染者数で見ると620人超で突出している。30代も360人超と多い。最も少ないのは10歳未満。
PCR検査の実施人数
人
感染しているかを判定するPCR検査の実施人数を見てみる。検査人数は20年11月から増加傾向が続いてきた。足元では7日移動平均で7万人を上回っている。休日などの要因で曜日によってバラつきがある。厚労省は20年9月29日から福岡県の民間検査機関なども集計対象に含めてそれまでの実施件数を一括計上したため、同日の数値が突出している。