「第35回童謡こどもの歌コンクール こども部門」で銀賞を受賞してリズム動画で韓国でも話題になった村方乃々佳ちゃん(2)に対する度を越した悪質コメントが論争になっている。メディアの露出で有名になった幼児や児童に対する無差別的な非難が繰り返されていて懸念の声も出ている。
◆「韓国にもうどんはありますか?」 非難の洪水
乃々佳ちゃんは昨年11月、日本で行われた童謡こどもの歌コンクールで銀賞を受賞した。その大会映像がSNSで拡散して800万回以上のYouTube再生回数を記録した。韓国でも人気が高まると、乃々佳ちゃんの両親は韓国公式SNSアカウントを作って乃々佳ちゃんが韓国語を学ぶ映像も掲載した。
乃々佳ちゃんの両親はあるメディアとのインタビューで「韓国に乃々佳を連れて行って人々のあたたかさを教えたい」と話したりもした。だが、SNS活動が増えて一部のネットユーザーの標的になった。両親がうどんを食べる乃々佳ちゃんの映像を掲載して「韓国にもうどんがありますか?」と話したことを問題にした。「韓国を後進国扱いする」など、乃々佳ちゃんに対する悪質コメントが拡散した。
◆「汚い日本人消えろ」…2歳児に浴びせられた悪質コメント
乃々佳ちゃんの韓国公式インスタグラムの管理者は17日、悪質コメントに法的対応を取ると明らかにした。公開されたコメントによると、乃々佳ちゃんに対して「韓国ファンにプレゼントをタカっている」「汚い日本人は消えろ」などの悪質コメントがつけられたりダイレクトメッセージが届いたりしたという。乃々佳ちゃん側は「まだ子どもで、本人が好きで歌を歌っているだけなので、どうか優しく見守ってほしい」と訴えた。
オンラインでは悪質コメント事態をめぐりも意見が衝突した。複数のネットユーザーは「2歳児に対してひどすぎる」「プロプルピョンラー(さまざまなことを不快に思い、ネット上やSNSで難癖をつける人のことを指す新造語)が否定的に解釈した」「韓国人として恥ずかしい。代わりにお詫びする」という反応を示した。反面、「YouTubeを開くとずっと出てきて拒否反応が出る」「子どもらしくないので嫌いだ」「日本人が韓国でオーバーに振る舞う」などの意見もあった。
有名になった児童に対する無分別な批判論争は過去にもあった。「キッズユーチューバー」に対する悪質コメントが代表的な事例だ。2018年YouTubeを始めた小学生ユーチューバー「ティイエ」さんは「海ブドウ食べてみた」と「トンチミ大根を食べてみた」などのモッパンASMR(飲食の際に出る音を聞かせるコンテンツ)を掲載して大きな人気を博した。
だが、当時ティイエさんのYouTubeには「子どもXが金の味をしめてはいけない」などの各種悪質コメントや性的侮辱が含まれたコメントがつけられた。ティイエさんはコメントウィンドウを閉じて一時活動中断を宣言したりもした。
◆反日感情などの複雑な視線も複合的に重なり…
キッズスターに対する悪質コメントの原因に対して、文化評論家のチョン・ドクヒョン氏は「まだ幼いなのに有名になることに対してよく思わない視線がある」とし「親たちが子どもを前面に出して金儲け手段に利用しているという否定的な見解もある」と説明した。乃々佳ちゃんの事例については「反日感情という情緒まで投射された」としながら「国籍が違って生まれる文化的な違いでコミュニケーションに問題が生じ、悪質コメントがさらに悪化した」とした。
梨花(イファ)女子大学社会福祉学科のチョン・イクジュン教授は「児童の場合、自我同一性が形成される時期に悪質コメントの影響で問題が生じたり憂鬱感が生じたりすることもある」と指摘した。あわせて「耐えられる力がある成人と違い、あまりにも早い時期に悪質コメントに接した児童は心にさらに大きな傷を受けたり、否定的な内容を極端に解釈したりする余地がある」と付け加えた。
◆「韓国にもうどんはありますか?」 非難の洪水
乃々佳ちゃんは昨年11月、日本で行われた童謡こどもの歌コンクールで銀賞を受賞した。その大会映像がSNSで拡散して800万回以上のYouTube再生回数を記録した。韓国でも人気が高まると、乃々佳ちゃんの両親は韓国公式SNSアカウントを作って乃々佳ちゃんが韓国語を学ぶ映像も掲載した。
乃々佳ちゃんの両親はあるメディアとのインタビューで「韓国に乃々佳を連れて行って人々のあたたかさを教えたい」と話したりもした。だが、SNS活動が増えて一部のネットユーザーの標的になった。両親がうどんを食べる乃々佳ちゃんの映像を掲載して「韓国にもうどんがありますか?」と話したことを問題にした。「韓国を後進国扱いする」など、乃々佳ちゃんに対する悪質コメントが拡散した。
◆「汚い日本人消えろ」…2歳児に浴びせられた悪質コメント
乃々佳ちゃんの韓国公式インスタグラムの管理者は17日、悪質コメントに法的対応を取ると明らかにした。公開されたコメントによると、乃々佳ちゃんに対して「韓国ファンにプレゼントをタカっている」「汚い日本人は消えろ」などの悪質コメントがつけられたりダイレクトメッセージが届いたりしたという。乃々佳ちゃん側は「まだ子どもで、本人が好きで歌を歌っているだけなので、どうか優しく見守ってほしい」と訴えた。
オンラインでは悪質コメント事態をめぐりも意見が衝突した。複数のネットユーザーは「2歳児に対してひどすぎる」「プロプルピョンラー(さまざまなことを不快に思い、ネット上やSNSで難癖をつける人のことを指す新造語)が否定的に解釈した」「韓国人として恥ずかしい。代わりにお詫びする」という反応を示した。反面、「YouTubeを開くとずっと出てきて拒否反応が出る」「子どもらしくないので嫌いだ」「日本人が韓国でオーバーに振る舞う」などの意見もあった。
有名になった児童に対する無分別な批判論争は過去にもあった。「キッズユーチューバー」に対する悪質コメントが代表的な事例だ。2018年YouTubeを始めた小学生ユーチューバー「ティイエ」さんは「海ブドウ食べてみた」と「トンチミ大根を食べてみた」などのモッパンASMR(飲食の際に出る音を聞かせるコンテンツ)を掲載して大きな人気を博した。
だが、当時ティイエさんのYouTubeには「子どもXが金の味をしめてはいけない」などの各種悪質コメントや性的侮辱が含まれたコメントがつけられた。ティイエさんはコメントウィンドウを閉じて一時活動中断を宣言したりもした。
◆反日感情などの複雑な視線も複合的に重なり…
キッズスターに対する悪質コメントの原因に対して、文化評論家のチョン・ドクヒョン氏は「まだ幼いなのに有名になることに対してよく思わない視線がある」とし「親たちが子どもを前面に出して金儲け手段に利用しているという否定的な見解もある」と説明した。乃々佳ちゃんの事例については「反日感情という情緒まで投射された」としながら「国籍が違って生まれる文化的な違いでコミュニケーションに問題が生じ、悪質コメントがさらに悪化した」とした。
梨花(イファ)女子大学社会福祉学科のチョン・イクジュン教授は「児童の場合、自我同一性が形成される時期に悪質コメントの影響で問題が生じたり憂鬱感が生じたりすることもある」と指摘した。あわせて「耐えられる力がある成人と違い、あまりにも早い時期に悪質コメントに接した児童は心にさらに大きな傷を受けたり、否定的な内容を極端に解釈したりする余地がある」と付け加えた。
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