台湾での感染が確認された「域内感染者」が24日に新たに2人増加しました。二人とも台湾北部・桃園市にある「衛生福利部桃園病院(部立桃園病院)」の集団感染者です。一人は退院患者(感染者番号889)、もう一人は、病院でその介護をする同居家族(感染者番号890)です。
二人の活動範囲は、感染リスクが低いとされる「緑区(グリーンエリア)」の病室だったため、検体採取を受けることはなく、衛生機関は疫学調査を行い、その感染源の特定を急いでいます。
この二人の新規感染者が見つかったことで、14日間隔離されなければならない「隔離対象者」は、1301人に増え、過去の最多を塗り替えました。
しかし、台湾の新型コロナウイルス感染症対策本部「中央感染状況指揮センター」は24日午後6時過ぎに再度、緊急記者会見を開き、隔離対策の強化を明らかにしました。それにより、隔離対象者が5000人に増える見込みです。