沖縄県は24日、新たに76人が新型コロナに感染したと発表した。県内の累計感染者数は7015人となり、7千人を超えた。累計感染者は4、5千人台がそれぞれ約30日間で千人増加するペースで推移。6千人台は22日間で、今回の7千人台は11日間で超えており、急速に感染が拡大している。
在沖米軍関係は日曜日のため報告がなかった。
県は23日に、79人が新型コロナに感染したと発表。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、沖縄は46・67人で全国で4番目に多い状況となっている。最多は東京都の69・84人で、次いで神奈川県の58・48人、千葉県の49・64人となっている。
23日の発表では、新規79人のうち宮古島市の感染者は12人で、入院調整中も含めて56人が感染。高齢者施設で計11人のクラスター(感染者集団)も確認された。同市の直近1週間の新規感染者数は49人。人口10万人当たりに換算すると87・8人で、全国最多の東京都を上回っている。県と国のクラスター対策班が派遣され対応している。
県は同市について「これ以上拡大すると病床や宿泊療養施設が逼迫(ひっぱく)し、自宅での療養を選択せざるをえなくなる」と懸念を示した。