アメリカのＣＤＣ＝疾病対策センターは、製薬会社モデルナが開発した新型コロナウイルスワクチンの接種を受けたおよそ４０４万人のうち、激しいアレルギー反応を示した人は１０人だったとする報告書を発表しました。

　ＣＤＣの報告書によりますと、モデルナ製ワクチンの接種を受けたおよそ４０４万人のうち、激しいアレルギー反応であるアナフィラキシーの症状を示した人は１０人でした。

　１０人は全て女性で、このうち９人は、接種後１５分以内に症状が起きたとしています。また９人が過去に薬や食べ物などでアレルギー反応が出た経験があり、追跡できた８人は回復しているということです。

　ＣＤＣは「モデルナのワクチンによるアナフィラキシー症状はまれとみられる」としたうえで、健康への影響について監視を続けるとしています。