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健康な歯を抜かない矯正(MEAW)

健康な歯を抜かない矯正治療

抜かない矯正

ストレスコントロールのできる機能的な咬み合わせが目的

今までの矯正治療は前歯の並びのみを対象としていたため前歯と奥歯の間の永久歯を抜いていました。その結果として前歯と奥歯の間の永久歯を抜くことにより顎の関節に負担をかけるだけでなく、咬み合わせのバランスや機能に悪影響を与え、頭痛や肩凝りを引き起こすことも往々にしてあります。

当クリニックの歯列矯正は、ただ前歯を奇麗に並べるだけでなく、ストレスコントロールのできる機能的な咬み合わせが目的です。

抜かない矯正

そのためにMEAWテクニックを用いて通常は抜歯となる場合も『抜かない矯正』を行っております。親知らず以外の健康な歯を抜歯することはありません。

小臼歯を抜かない矯正のメリット
  1. ● 自然に調和した、美しい歯並びになります。
  2. ● 治療期間が、大幅に短縮されます。(殆んどの方が、1年~1年半で治療終了します)
  3. ● 顎関節症になる心配がなくなります。
  4. ● 顎関節症が、改善されます。
  5. ● 虫歯になりにくくなります。
  6. ● 歯周病になりにくくなります。
  7. ● 歯周病が、改善されます。
  8. ● 咬み合わせが原因の肩こり、頭痛などが治ります。
  9. ● 「いびき」や「鼻づまり」などが、改善されることが多くなります。
  10. ● 矯正治療後の、後戻りが少なくなります
  11. ● 歯の表面が、必要以上にすり減ることがなくなります。
  12. ● 歯の付け根の部分のすり減り、欠損(くさび状)がおきにくくなります。
  13. ● お口の中の人工の歯(入れ歯、ブリッジ、インプラント等)が、今までよりもはるかに長持ちするようになります。
  14. ● 咬み合せが悪く、固定式のブリッジやインプラントが不可能だと言われていたのが可能になります。

小臼歯を抜いて矯正すると?

前歯が中に入りすぎて、口元が貧弱な感じになることがある

抜かない矯正

口元がしぼんだ感じになったり、いわいる老け顔になったり、美容上大きなマイナスになることがあります。また前歯が中に入りすぎることによって、下あごの動きが制約される場合があります。

顎関節症の原因になることがある

抜かない矯正

かなり乱れた歯並びでも、きれいに並べるために不足するスペースは4~5ミリ程度しかありません。このスペースを確保するために8ミリもある小臼歯を抜けば、スペースが余りすぎてしまい、それを無理にくっつけようとするために、歯が傾斜してしまいます。また、すき間が残った状態で治療を終了せざるをえない場合が出てきます。このため、機能的な正しい咬み合わせが作れず、顎関節に負担がかかって顎関節症の大きな原因となることがあります。

また、小臼歯とくに前から4番目の歯には、顎の位置を後ろに下げないようにする働きがあり、顎関節を守っています。これを抜いてしまうのは非常に危険です。

歯のアーチが異常に小さくなるため、口腔の諸機能に悪影響を与えることがある

抜かない矯正

小臼歯を4本も抜歯したアーチは異常に小さくなります。まるで子供の口の中の様なサイズになり、とても不自然な感じを受けます。

このため、お口の中が狭くなり、発音しにくくなったり、舌を咬み易くなったりすることがあります。また、舌房が狭いと舌が後ろの方へ下がってしまい、就寝時にいびきが発生しやすくなり、これが睡眠時無呼吸の原因となる可能性もあります。

当院で小臼歯を抜歯せずに矯正治療を受けた患者さんで、いびきや鼻づまりが、完全に治ってしまった方が何人もおられるのは、この事と無関係ではないと思われます。
(科学的な証明はまだされていません。)

小臼歯を抜いて矯正すると、治療期間が異常に長くなる

抜かない矯正

小臼歯を4本も抜歯して、必要以上に大きく開いてしまったスペースをつめていくには、とても時間がかります。2~3年は当たり前、ひどい場合は4年~5年も装置をつけてなければなりません。それでも結局、すき間が全部つまらないケースも多いようです。小臼歯を抜かずに治療すれば、驚くほど早く綺麗に治ります。通常で1年~1年半、難しいケースでも2年程度で終了します。

小臼歯を抜いて矯正すると、後戻りすることが多い

抜かない矯正

矯正治療後の後戻りには色々な原因があります。患者さんが保定装置をきちんと使わなかったりする場合もあり、一概には言えませんが、一番の原因は小臼歯を抜いて無理な咬み合わせで仕上げてあることです。機能的にバランスの取れた咬み合わせで仕上げれば、後戻りも少なくなるものです。

どうやって抜かずに治すの?

マルチループワイヤーについて

抜かない矯正

マルチループという特殊なワイヤーを使用します。
通常矯正治療に使われている直線のワイヤーと違って、このマルチループ・ワイヤーは、1本1本の歯を3次元的に動かしていくことができます。つまり、傾いた歯を起こしたり、伸びすぎた歯を中に押し込んだり、さまざまなことが同時にできるのです。

一般的に使用されている既製品のワイヤーは、大小2種類ぐらいしかないものに、歯の方を合わせていきます。けれども、マルチループの場合はそれぞれの患者さんごとに、1本のワイヤーから形をオーダーメイドで作っていきますので、熟練を要し、全国でも非常に少数の歯科医しかこの技術を持っていません。

このワイヤーを使用することによって、抜かずにきれいで機能的、なおかつ顎関節にやさしい咬み合わせをつくることができます。

ちょっと派手な感じがしますが、お口の中に入れば普通のワイヤーより特別目立つということはありません。でも歯みがきは少し時間がかかります。