プロ野球正力松太郎賞
プロ野球正力松太郎賞は、プロ野球の発展に最も貢献した球界関係者に贈られる、球界で最も名誉ある賞です。巨人軍を創立し、球界を牽引(けんいん)した正力松太郎を記念し、1977年に制定されました。
初代受賞者は、巨人軍の王貞治選手。歴代受賞者には、長嶋茂雄監督、イチロー選手、松井秀喜選手、原辰徳監督ら、球界を代表する人たちが名を連ねています。
2019年 工藤監督 最多タイ4度目
プロ野球の発展に最も貢献した球界関係者に贈られる「正力松太郎賞」(読売新聞社制定)の選考委員会が13日、東京都内で開かれ、福岡ソフトバンクホークスの工藤公康監督(56)が2年連続で選ばれた。通算4度目の受賞は王貞治氏と並び、最多タイとなる。
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工藤監督は就任5年目の今季、チームを3年連続の日本一に導いた。パシフィック・リーグ2位からクライマックスシリーズを勝ち上がり、日本シリーズでは4連勝で巨人を退けた。26日に行われるプロ野球の年間表彰式「NPBアワーズ」で、金メダルと賞金500万円が授与される。
データ分析 采配迷いなし
2年連続での受賞は1994、95年のイチロー(オリックス)以来、2度目。2015年の就任以来、5年間で4度の日本一という短期決戦での勝負強さが注目され、「思い切ってベテランを休ませるなど、選手の用兵が素晴らしかった」と采配面も評価された。
選考委員会には、5人の委員のうち、所用で欠席した山本浩二委員以外の4人が出席。山本委員からは委任状が提出された。
記者会見した王、門田両委員によると、選考は工藤監督を念頭に議論が始まった。巨人を5年ぶりのセ・リーグ優勝に導いた原監督や西武でパ・リーグ連覇を果たした辻監督の名も挙がったが、最終的には「故障者がいても控え選手をうまく使って戦った」「中継ぎや抑えに、若手を絶妙に起用していた」などと、工藤監督を推す声に集約された。
【正力賞選考委員】(敬称略)- 王貞治 (ソフトバンク球団会長)
- 杉下茂 (元中日監督)
- 中西太 (元阪神監督)
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- 門田隆将(ノンフィクション作家)
- 山本浩二(元広島監督)=欠席
(2019年11月14日 読売新聞)