宗慶二オフィシャルブログ~とある現代文講師の日常

宗慶二オフィシャルブログ~とある現代文講師の日常

ブログ始めました。

東進および河合塾の宗です。


こんなところでそんなことを、とか、
そんなふうにあんなことを、とか、

鬱屈した日常を、少しだけ斜に視ることで、風を吹かせられたら…

と思います。


受験勉強の箸休めに、どうぞ。


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共通テストが終わりました。

第1回の新傾向問題ということで相当な議論を呼んだ試験です。

もしかするとキミも事前の噂に振り回されがちだったかもしれない。

さぞかし不安だったろう。

それでも無事やり切ったキミ。

よく頑張ったね。お疲れ様!

今日くらいは自分で自分を褒めてやってください。

 

ただし決して気を緩めることのないように。

ここで失速してはいけない。

これから受験シーズンの本番がやって来ます。

体調管理にこれまで以上に注意して、丁寧に目の前の一問を自分のものにしていくんだ。むしろ加速して行くべきだ。

 

 

現代文の問題だけど、皆んな気がついてたかな。

現代文評論第1問の妖怪の話。

あれ僕が大好きなテーマでさ。

テキストに採用して、授業の中で話してたんだけど、なんと「出典」ピタリ的中!わーいやりましたー!まあもちろん的中と言っても「出典」に過ぎない。課題文採用箇所が完全に一致したわけではないし、記述問題の解説授業とテーマが合致しただけだ。それでもあの教材を事前に学んだ受験生には心強く思えた人もいたかもしれない。課題文のなかで取り扱う論点、語られる論旨文脈の流れ、使われてたキーワード群などなど、文章のテーマに対する既視感(あコレ見た事ある感覚)が偶然試験会場で起こるのがどれだけラッキーなことか。1人でも、どこかでコレ見たことあるゾやった何かラッキー!と思えたなら僕は講師冥利につきる。というかキミはついてる!

 

ところで共通テスト第1日目直後。

あのモリテツこと森田先生が配信した動画がYouTube動画急上昇ランクインしたとのこと。凄い!並み居るエンタメ系YouTube動画の中にあって、教育系動画が「YouTube急上昇」でランクインすることなんかあるんだ(笑)想像の上を常に行くモリテツ先生。彼がどれほどの苦労をくぐってるのか。それをほんのわずかながらでも知ってる者としては快哉を叫びたい。

 

 

 

とにかく僕は思うんです!

地獄をくぐった人間は強い!!

今年の共通テストをくぐり抜けたキミは強い!!!

 

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昔、「柔(やわら)ちゃん」という柔道家がいたことをご存知でしょうか。

オリンピック決勝の大舞台には4年前と同じくまた魔物が潜んでいるかもしれませんよと取材記者に質問されたとき、彼女はこう答えました。

 

「魔物はいると思います。でも魔物にも勝ちます」

 

 

これは凄い。

言葉の向こうに見える絶大な自己肯定感。

 

そこまでのことを言い切るメンタルにたどり着くために、当時の彼女がどれほどの鍛錬を重ねたのか。もうそれは想像を絶するものがあったに違いない。この世界に潜む理不尽な出来事(魔物)に、真っ直ぐ立ち向かって、一歩も引かず、しかも「必ず勝つ」とまで断言するなんてことは、実際「狂気」に近い。つまり彼女は、「狂気」に触れてしまうほどのトレーニングを積んでいたということだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それにしてもたった1年前まで、いったい誰がこんなことを予想し得ただろうか。

非常事態宣言下での初めての共通テスト受験。

実際酷い話だ。

外出禁止要請で街は静まり返っているというのに。

 

でも憶えておくといい。

世界はいつも理不尽だ。

合理性や論理ですべてが明快に割り切れるのではないことはこうして四囲を見回せば、誰にでも実感できることだ。それも重要な局面に限って不合理な出来事に見舞われるものだ。それなのに多くの人はいまだに数理的な秩序に絶対性を読み出してきて何が何でもそれに縋ろうとする。それは「信仰」そのものだ。本当の論理だとか科学だとかというものは、そもそも現実から目を逸らしたりはしない。自分勝手なマニュアルを構築して、それに無理やり目の前の現実を当てはめようとするのではなく、目の前の事実から出発して何かを読みだそうとする。発想の後先が逆転している。それだけ不安だからだ。

 

 

 

 

 

 

もし人ごとに違いがあるとするなら、この未曾有の出来事を前に、萎縮するか、不平をかこつか、それとも一歩前に出るか。

 

 

 

 

 

よく憶えておくといい。

僕らは1人残らず同じ時代の同じ空気の中を生きている。

同じ世界を生きているんだ。

どこにいようが。何をしようが。

 

 

ため息一つ吐き出したら、あとは深く息を吸って、歩き出そう。

 

 

必ず上手く行く。

キミはまだ気がついていないのかもしれないけれど、キミにその力があることを僕は知ってる。

笑顔で当日を迎えなさい。

キミを支えているであろう全ての人と自分自身のために。

勝利の女神を呼び込むために。

 

 

 

 

 

 

僕の大切な教え子たちよ。

キミには僕がついてる。

何があろうが僕が味方だ。

心配しないでいい。

思う存分戦ってきなさい。

向こうからやってくる未来をぜんぶ楽しんでしまえ。

もっと自在に、もっと自由に。

大丈夫。

キミは必ず上手く行く。

狂気の沙汰に触れるほどの場所を歩いてきた僕がこう言うんだから間違いない。

心ある人は、苦労を共にした仲間を見捨てたりしないし、決して忘れたりもしない。

ましてや教え子の力にならないなんてことがあるわけがない。

 

 

 

 

 

 

 

「僕を誰だと思ってんの?」

呪術廻戦 教師にして最強の呪術師 五条悟 

 

 

 

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激動の一年でした

 

いよいよ2020年が終わろうとしています。

振り返るといろんなことがあった1年でした。

いいことだけでなく辛いことも。

チャレンジの連続であったからこそ、色んな経験ができたのだと思います。

ありがとうございます。

 

 

 

 

受験生のみんな。

大変だったなこの1年。

共通テストのことも、コロナの問題も。

 

君たちは歴史的な受験年を経験するんだ。

これから先ずっと「あの時の受験生なんだ」と言われるだろう未曾有の年。

そうだというのに何度も何度もまだ壁は現れるだろう。

 

 

でもぜんぶ「スパイス」だ。

受験を、人生を、楽しむためのスパイス。

色んなことがあるから、キミの人生は何倍にも輝く。

 

 

 

大丈夫。

僕はきちんとぜんぶ見てる。

しっかり頑張れ。

 

本当の勝負は、ここからだ。

全力で走り抜け。

 

 

 

 

 

そして共に、2021年を最高の年にしよう!

 

 

 

 

 

 

 

「涙とともにパンをかじった者でなければ、人生の本当の味はわからない」

ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ

 (出典Google)

 

 

 

 

 

 

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