【プロトコル】メール設定でのSMTP、POP3、IMAPとは?特徴や違いについて

2019年4月23日

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こんにちは、行未です。

前回の記事で、Thunderbirdのメール設定について、ほんの少しだけ技術的な部分を書きました。

なので、今回はメール周りの環境の概念的なところを書こうかと思います。

今現在こちらの記事を見ている方については、既に他のサイトである程度の情報を得ている状態かと思われます。

参考までに、一連の流れは以下の画像のようなイメージです。

メール関係プロトコルの全体図

SMTP、IMAP、POP3は全てプロトコル

SMTP、IMAP、POP3、これら全部は「プロトコル」の一種です。(ローマ字の最後のPが「Protocol」です)

ぷろとこる。

ざっくり言うならば、「データをやり取りする際の決まり事」ですね。

プロトコルを定義することで、例えメーカーや機器が変わっても「決まり事」にさえ対応していればOKということになります。

じゃんけんは基本的に「グー」、「チョキ」、「パー」の3種類です。それ以外は出しちゃいけません。

これらを出すタイミングは基本的に「じゃんけんぽん」の「ぽん」の時です。先出しも後出しも駄目です。

全部決まり事があるわけです。

イメージこんな感じです。雑ですね。

SMTPを使えるメールサービス機能を持つサーバがSMTPサーバー。

転じてSMTPサーバーソフトを導入したサーバーがSMTPサーバーです。他についても同様です。

SMTPサーバーはメールを相手先のSMTPサーバーに送る

個人的に「SMTP」の「S」は「送信」のSで覚えてます。最初は「Submit」かと思ってました。
本当は「Simple」です。

SMTPサーバーの役割は見出しの通り、メールを相手先のSMTPサーバーに送るというものです。

smtpフロー図

受け取って「はい終わり」ではSMTPサーバの中はごちゃごちゃします。

したがって、受け取った後はアカウント毎にメールを格納しておきます。

GmailのSMTPサーバーは 「smtp.gmail.com 」です。
そしてGmailはアカウント毎に15GBまでです。

そう考えると、Googleのサーバー周りのインフラってどうなってるんだろうと思いますね。
想像すらできません。アカウントを作った人全員が容量いっぱいまで使うわけでもないんでしょうけれども…。

POP3サーバーは受信側にメールを送る。

相手先のSMTPサーバーまでメールを運ぶことが出来ました。後はどんな形であれ受信者がメールを確認すれば万事解決です。

SMTPサーバーからメールデータを受け取ったPOP3サーバーは、受信者のPCへそのデータを送信します。

受信者側の立場で考えると、サーバーに格納されているメールをPCに取得してから、その後メールを読むという形ですね。

要はローカルに持ってくるということです。

一般的なメールソフトでPOP3に設定している場合、「サーバーにデータを残す」かどうかのオプションがあるかと思います。ここら辺はサーバーの容量と要相談という形でしょう。

POP3フロー図
POP3の場合

IMAPはサーバーにログインする

IMAPはサーバーにログインし、サーバー内でメールの閲覧・操作を行います。

例えば、あるGoogleアカウントに対して、IMAPで設定しているメールソフト上でメールを削除した場合、

Gmailを起動すると同様に削除されています。

IMAPフロー図
IMAPの場合

終わりに

専門家の方から見るとガバガバもいいとこかと思います。
指摘頂き次第、修正していきたいと思います。

メール設定プロトコル補足画像

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:)