忙即暇
授業準備やら部活・雑用事務にと随分と過密な学校の先生の日課が話題になっている。
待ったなしの生徒達のために、自然とのめり込まざるを得ないのだろう。
放課後の部活の面倒を見て、明日の授業の準備をしてりゃ、直ぐに9時10時だ。
仕事と生活がもう一体化してしまっているのかも知れない。
先生方とは違うが、私もこのところ予定が立て込んでしまっている。
今日も学校の後は地区長会、夜は消防方面隊の披露会で、小学校の会議は失礼した。
ともあれ最近の人間は退屈が嫌いなのか、少しでも空白が有るとTVをつけたり、
ゲームやスマホを持ち出したりして、何かしていないと気が済まないようだ。
何もすることのない雨の日曜の午後なんてのは、素晴らしいと思うんだが、
する事が無いと怖いというか、ちょっと身の処し方に困るんだろうね。
考えてみれば、人は退屈を嫌って退屈しない方法を必死で考えてきた。
囲碁将棋・ゲーム、映画であれパチンコであれみんな退屈解消の手段でしょ。
私の場合は基本的に暇な筈なんだが、何故か朝から晩まで忙しい。
と言うよりも、時間が有れば葡萄の世話やランニングに当てているから「暇」がない。
ひょっとしたら、走るのを止めたら倒れるんじゃないかと思っているとか、
ボケーっとしていて認知症になるのを恐れているのかも知れない。
本当のところは自分でも分からないが、暇を埋め尽くしているのが快適でもある。
とは言え、時にはマラニックに出掛けたりして忙中閑を楽しむのも忘れちゃいない。
結局のところ、忙即暇なんだと思っている。
美味しいものを戴くのと同様に、みんなひっくるめて滔々と時間が流れて行く。
せっかく人生やっているんだから燃焼しつくさないと詰まらないでしょ。
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