カスタマーレビュー

2021年1月21日に日本でレビュー済み
21歳(♂)が僭越ながらレビューさせて頂きます。男女平等とは何かについて考える機会がありましたのでレビューの良いこちらの本を購入しました。読む前は、男女平等について男でも女でも平等に接する事が出来れば実現出来るものだと考えていました。しかし、実際には能力に性差があり其々の優性•劣勢(顕性•潜性)を多様性と捉えて補い合う関係が男女平等のあるべき姿だと感じました。フェミニストやミサンドリストと呼ばれる方達が良く勘違いされているのは、社会的な男女平等とは”機会の平等であって結果の平等では無い”事です。ここ数十年女性の社会進出が顕著ではありますが、産業革命以降仕事は男性が主に担って来た為、言わずもがな社会の構造が男性に適しています。その構造からどの様に変えれば女性にとって働き易い環境になるのか、企業としてもそれを理解し慎重に考えなくてはなりません。
女性の社会進出に伴い私が危惧している事があります。それは、女性の学力が男性の学力より劣っている事です。生まれながらに劣っていると主張したい訳ではなく、教育機会の不平等を問題視します。良くあるのが男は今後家族を養って行かなければならないから大学に進学させよう。女は学がなくも愛嬌が有ればやっていけるから短大にしようか。良くあるパターンです。若い女性は学がなくても性的に売り手市場なので苦労する事はないでしょう。しかし売り手市場はいつまでも続きません。5年後 10年後のキャリアを想像するのは難しいですが、30歳、40歳、50歳という未来は必ず来ます。その歳で根拠の無い持論•感情論で生きているのは正直イタイです。売り手市場だからと言って浮かれているのではなく未来を展望し、早急に気づき確実に来る未来に備えるのも重要です。その意味では男性より女性の方がポテンシャルがあるのは間違いないと確信しています。
正直男女平等が訪れるのは相当先の未来だと思ってます。
最後に気になった点がありましたので指摘させて頂きます。本書では生まれながらに性差は無いという最新の研究結果もある、と述べられています。私が探した限りその様な論文は見つかりませんでした。前提知識として男女で明らかに脳梁の領域に差がある事を知っていた為、何を根拠に述べているのか甚だ疑問に思いました。全て鵜呑みにするのではなく本質を理解し納得した上で、知識として取り入れる事を心がけて頂きたいと思います。
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