西村博之。踏み倒し屋の破綻。

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借金を返せないと「借金を返せない罪」で警察が逮捕しに来るか、というと、そんなことはない。民事裁判に負けたら財産を隠せばいい。家賃を何十年も踏み倒すのは可能であり、そういうのが実は珍しくない。踏み倒すという行為は、かなり容認されているのである。債権者が債務者から強引に取り立てる「自力救済」は禁じられている。だから借金取りはヤクザしかやらない。

西村は踏み倒しのプロとしてやってきた。踏み倒しに寛容なのが日本の民法だから、そこに大きな法律の抜け穴があるわけで、とにかく踏み倒しまくれば逃げられるようになってる。

だが、ここに来て「自分が2ちゃんねるの管理人」と言い出す始末になってるのは、データ販売が巨大ビジネスになりすぎて、引っ込みがつかなくなってるからだ。ホットリンクの株の時価総額は180億円である。未来検索ブラジルを計画倒産させて逃げるには、事が大きくなりすぎた。ホットリンクは株式会社オプトの子会社であり、このオプトは電通の持分法適用関連会社である。

ホットリンクと契約しているのは2ちゃんねるではなく、未来検索ブラジル(西村の会社)である。あくまでホットリンクとブラジルの契約であり、2ちゃんねるは無関係という構図だ。これはリスク回避のためだったが、JIMがブラジルからのアクセスをブロックしたことで裏目に出てしまった。JIMは西村の収入源を断つことにしたのである。

ライブドアはプレミアムアドセンスをまとめブログに又貸しすることで巨額の利益を得ており、JIMが転載禁止にした背景にライブドアがあると推察することも出来る。まとめブログの超巨大アクセスにプレミアムアドセンスが貼られているのだから、年間10億円単位の金が動いている。西村はFC2転載禁止を言い出したこともあるから、ライブドアと繋がっていてもまったく不思議ではない。

JIMは2ちゃんねるでかなり支持されており、新しい記者を募集したら、thousandsと表現するほどの応募があったという。応募者が多すぎて対応しきれない状態だ。ニュース速報+でさえ、西村を批判するレスで埋まっている状態である。JIMは嫌儲板の住人から崇拝されているので、ネトウヨ・まとめブログ系のひとたちが新2ちゃんねるに流れることになるだろう。

「面倒なことになりそうな会社さんへ」というのが、ずっと前から貼られているわけである。

http://2ch.net/warn2.txt
2ちゃんねるは、不特定多数の投稿者の投稿により成り立っている著作物です。
掲示板への匿名の投稿でも著作権は認められています。(東京地裁平成13年(ワ)第22066号)

私的な複製や引用は自由にご利用頂いて構いませんが、
許可なく2ちゃんねるのログを利用して対価を取っている企業さんに関しては、
断固たる措置を取る可能性があります。

2ちゃんねるに対する悪評を振りまいて営業している
*木さんがいるデジタルアーツさんとかデジタルアーツさんみたいな会社です。
http://www.daj.co.jp/bs/iscope/

また、上記のデジタルアーツさんのような会社にお金を払ってるクライアントさんに関しても、
なんらかの対処をする可能性があります。

仲良くやっていく気のある会社さんは今後ともよろしくです。

ひろゆき 2ch@2ch.net


これを発表した当時は西村信者がたくさんいたので、このデジタルアーツとやらが、2ちゃんねるですごいバッシングされたのである。そして、西村はデータで商売することにしたのであり、かなり軌道に乗ったのだが、そのおかげで引っ込みが付かない状態になった。

西村博之のアナウンスの中にこのような一節がある。
彼らが正当な所有者であると主張する可能性はありますが、西村博之ないしパケットモンスター社からの権利移転の契約書並びに対価の支払い証明を提示できるか確認して頂ければ、どちらの主張が真実かは明らかであると思います。

西村からJIMに名義は移っているが、決して対価を支払ったのではなく(つまり真実の売買ではなく)、債権者から逃れるために名義を移しただけ(仮装行為)と主張しているのである。これを通謀虚偽表示といい、西村はJIMに返還を求めることが出来る。通謀虚偽表示は善意の第三者に対抗出来ないので、「JIMに名義を移しただけで、JIMは本当の所有者ではない」と世間にアピールする必要があった。何にせよ、踏み倒すために名義をあちこち移しているうちに破綻したのだから、西村に同情する人間はいまい。
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