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新型コロナ 岡山市でも「搬送困難」急増

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岡山 2021.01.22 19:21

新型コロナウイルス感染拡大が続く影響は救急搬送にも及んでいて、岡山市でも患者を病院へ搬送できない状況が増えています。

岡山市消防局の去年1年間の救急車の出動回数は29732件、1時間あたり3.4回でした。しかし去年12月から搬送先の病院が確保出来ず、現場到着から搬送開始まで30分以上かかる「搬送困難」が急増しています。

また搬送先を確保するにあたり、病院の受け入れ状況を確認する電話を4回以上かけたケースは先月だけで69回と、前の年の3倍に増えました。理由は、新型コロナの感染拡大で医療現場がひっ迫し、受入れが難しくなっている事。またコロナ感染を疑った市民が救急車を呼ぶケースも少なくないと言う事です。

今のところ搬送遅れによる重症化や死亡例はありませんが、岡山市消防局はコロナが疑われる場合には市の相談窓口などを利用する様、呼びかけています。

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