コロナで揺れる外食業界。まさか、飲食店の利用にこれほど気を遣うことになろうとは……1年前には考えもしなかったことだろう。
そんな、コロナ禍における外食の実態や、消費者心理について探ったホットペッパーグルメ外食総研の調査結果がこのほど発表された。
外食に行く頻度が減った理由、「感染しないか不安だから」が7割超え
勤め先や学校など何らかの団体に所属している人のうち、その団体や他社との会食などオフィシャルな外食に対する制限に関する問いでは、「特に制限はない、指示されていない」が56.3%。
一方、「何らかの制限をされている」人は43.7%で、具体的な内容は多い順に「大人数での実施は禁止されている」28.0%、「自社で主催しているものは禁止されている」9.1%だった。
現在(11月上旬時点)の外食実施意向については、「外食をしている・するつもり」(「以前と変わりなく」と「以前より頻度低く」の計)の人は71.9%(参考:8月50.7%、6月54.0%)と、8月から21.2ポイント増加。
外食に行く頻度が減った人の理由を聞く問いでは、「感染しないか不安だから」と回答した人が8月に続き最も多く、7割超え。
次いで「まだ自粛すべきだと思うから」が33.0%だった。「収入が減ったから」は8月より4.3ポイント増えて20.1%で3番目に多く、「周りの目が気になるから」は5.8ポイント減って5番目だった。
※「ホットペッパーグルメ外食総研」とは
『ホットペッパーグルメ』が運営する、外食市場の調査・研究機関。外食市場はさまざまな課題を抱え、外食産業内はもとより、内食・中食との競争も激化している。「ホットペッパーグルメ外食総研」は、リクルートライフスタイルが持つ顧客接点を活かして、外食産業の調査・研究活動を行っている。外食市場の変化や兆しを見つけ、発信することで、外食産業の発展に貢献することを目指している。
<調査概要>
調査名:「第3回 緊急事態宣言解除後の外食実態調査」
調査方法:インターネットによる調査
調査対象:全国47都道府県に住む20~59歳の男女(マクロミルの登録モニター)
調査時期:2020年11月6日(金)~2020年11月8日(日)
有効回答数:1,032件(男性516件、女性516件)
「ホットペッパーグルメ外食総研」
https://www.hotpepper.jp/ggs/
出典元:株式会社リクルートライフスタイル
構成/こじへい
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