１都３県への緊急事態宣言の発表から２週間。２１日の通勤時間帯の人出は、宣言発表の前日と比べて１割前後しか減っていないことがわかりました。

　政府は緊急事態宣言を解除する１つの目安について、東京都の新規感染者が「１日当たり５００人を下回ること」としていますが、一定の効果が見込まれる２週間が経っても、２１日発表の感染者は政府の目安の３倍近い１４７１人となっています。

　政府は「テレワーク７割」などを呼びかけていますが、２１日朝の通勤時間帯の１都３県の主要な駅周辺の人出を宣言発表直前の２週間前と比べると、１割前後しか減っていないことが、携帯電話の位置情報を使った調査で分かりました。

　また、飲食店予約サービスの「テーブルチェック」による調査によりますと、全国の飲食店の来客数は前回の緊急事態宣言の時と比べ、３倍以上も増えているということです。