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イーライリリーのコロナ抗体薬、高齢者施設試験で発症リスク大幅抑制

米製薬大手イーライリリーの抗体医薬を高齢者施設の入居者に使用した試験で、新型コロナウイルス感染症(COVID19)の発症リスクを最大80%低下させたことが分かった。

  リリーの21日発表によれば、抗体医薬バムラニビマブは高齢者施設の従業員に対してもCOVID19の発症リスクを顕著に低下させた。バムラニビマブは現在、COVID19の症状が軽度から中等度で入院していない高リスク患者への緊急使用が許可されている。

  米政府は現在、モデルナファイザーなどの新型コロナワクチンを高齢者と医療関係者に配布することを優先させている。今回リリーが発表した試験結果は、高齢者施設の入居者と従業員の重症化を防ぐ取り組みにおいてバムラニビマブが役割を果たす可能性があることを示唆している。

原題:Lilly’s Antibody Helps Prevent Covid-19 in Nursing Home Study(抜粋)

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