CSSすら不要!detailsとsummaryタグで作る簡単アコーディオン
長い文章や補足説明をアコーディオン(折りたたみ)にしたい時ってありますよね。そんな時に使える details と summary タグを紹介します。CSSなしでも実装できますが、CSSを加えてより素敵な表現をする方法も挑戦しましょう!
detailsとsummaryタグの基本的な使い方
details タグで囲んだ部分がアコーディオンとして設定されます。その中に summary タグで最初から表示させておきたい部分を囲めば完成! summary タグの部分をクリックすると、詳細文が表示されます。
HTML
1 2 3 4 | <details> <summary>Adobe Photoshop</summary> 画像編集ソフト。写真やイラスト、3Dアートワークの作成、webサイトやモバイルアプリのデザイン、動画編集や描画などはPhotoshopで。</details> |
これだけで完成!簡単ですね!
ポインターを変更する
このままだとカーソルがテキスト選択時のものなので、CSSでリンクをクリックする時と同じものに変更するといいでしょう。
CSS
1 2 3 | summary { cursor: pointer;} |
ちなみに summary をクリックした際にデフォルトで表示される青い線は outline: none; で非表示にできます。が、アクセシビリティの観点から不用意に消さないほうがいいかな、と思います。自己判断でお願いします。
詳細文を最初から開いておく方法
クリックせずに、最初から詳細文を表示させたい時は details タグに open 属性を追加しましょう。
HTML
1 2 3 4 | <details open> <summary>Adobe Photoshop</summary> 画像編集ソフト。写真やイラスト、3Dアートワークの作成、webサイトやモバイルアプリのデザイン、動画編集や描画などはPhotoshopで。</details> |
開いたときの背景色を変えるなら、 details[open] と、属性も指定すればOK。
CSS
1 2 3 | details[open] { background: #c3f6ff;} |
矢印を変える
デフォルトでは が表示されていますが、これを好きな画像に変更できます。
CSS
1 2 3 | summary { list-style-image: url(images/arrow-right.svg);} |
この書き方だとFirefoxでは実装できますが、ChromeやSafariでは表示されません。そこで -webkit- ベンダープレフィックスを使って、ChromeとSafariに対応させます。その際は list-style-image ではなく背景画像として設置します。 color: transparent; でデフォルトの矢印を非表示にし、必要であれば背景画像の位置やサイズを設定しましょう。
CSS
1 2 3 4 | summary::-webkit-details-marker { background: url(images/arrow-right.svg) no-repeat center/6px; color: transparent;} |
他にも擬似要素を使った方法でも実装できますね。あれこれ試してみてください!
疑似要素について→ CSSの content プロパティーを使いこなそう!
アニメーションを加える
クリックした時に詳細文をふわっと表示させたい時は、transition を指定するだけでOK。
CSS
1 2 3 | details { transition: .5s;} |
びよーんと伸びる感じに表現したい時は高さも指定すればいいでしょう。
CSS
1 2 3 4 5 6 7 8 | details { height: 10px; transition: .5s;}details[open] { height: 80px; background: #c3f6ff;} |
detailsとsummaryタグの対応ブラウザー
Can I use…によると details と summary はIEとEdgeに対応していません………やっぱりね、という感じでしょうか。対応させるためのスクリプトもいくつかリリースされているので、ぜひ試してみてください:
まだまだ荒削り感のある details と summary ですが、JavaScriptなしでもできる範囲が広がるのは素敵なことですね!CSSでカスタマイズしながら素敵に実装してみてください!