今日は、上司や先輩など、会社の人と意見を交わして戦う前に、前提条件として頭に入れておくべきことを俺的心得として述べます。

どういうこと?

会社の人と意見が合わないときや理不尽なことを言われたとき...

戦うこと、あるいは戦わないことを選択し、次の行動に移りますが、その判断を行う前に

「そもそも、その人(先輩、上司)がなぜそのポジションに就いているのか?」

を理解しておくと、相手の人間性を受け入れやすくなり、その結果迷いが減ります。

会社にとって都合のよい人材とは

会社には「会社にとって都合のよい人材」が必要です。

採用募集時や、HP上で各種大層な理念を述べたりしますが、

管理職であれば「下っ端の不平不満を上げさせないようにして一定の成果を上げさせる人」が必要ですし

下っ端であれば「不平不満を上司や会社にあまり言わず、ネガティブな感情を周りに広げない人」が必要です。

管理職にも下っ端にも、エンゲージメント(社に対する信頼や忠誠心)や心の豊かさがあればなおのこと良いのですが、最低条件としては上記のようなものとなります。

下っ端を黙らせる能力が、管理職に求められる素質

管理職は役員の要求を下っ端に伝え、仕事をさせます。

もちろん内容によって下っ端は不満を持ちますが、その不満を役員にエスカレーションさせるわけにはいきませんので、各種ペテンや恫喝的なコントロールを用いてまで下っ端を操作することを厭いません。

管理職の役割は「下っ端に対して仕事をさせ続けること」であり、「論理的・人間的に正しい主張と対話で納得させ、心を芯からまっとうに動かす」じゃなくても全然構いません。もちろん後者ができればいいのですが、そんなことができる有能な人材は(もちろん役員も含め)世間にあまりいないので、役員も管理職にそこまでのことは求めません。

役員からすると「とりあえず下っ端を動かして成果を上げればそれでいい。プラスして個人的な人間性があればいいけどそんな奴は社にはいない。...じゃあ管理職はこの人で」という感じで管理職を選定します。人材不足なのでそうするより他ないんです。

黙って付いていく能力が、下っ端に求められる素質

優しい上司や、相性のいい上司じゃないとついていけない!という下っ端は、役員からすると従業員全体のコントロールの邪魔になります。
人員配置において一人の例外を認めると、その他全員の例外を認めるべきだという機運が高まる要因になるためです。

・どんな上司の下でも働ける従順な課員が望ましい
・上司を選ぶような課員はヨソで働けばいい
というのが役員のホンネです。

性格が悪い人の方が、管理職に選ばれやすい

管理職候補のAさんとBさんがいたとして、どちらか一人しか管理職になれないという場合
Aさん:性格がよく、人間性ができている
Bさん:性格がとんでもなく悪く、ドギツイ
であれば、管理職に選ばれるのは間違いなくBさんです。

※会社によっては、「下っ端を抑え込みやすそう」という要素以外に、「人間性が豊かで有能な人間が管理職になったら自分たち役員のポストが脅かされる」という役員のエゴも影響して、管理職の選定がなされます。

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以上です。

上記まとめると、会社で上司や先輩とやりあう前には

・上司や先輩は性格が悪くて当たり前、そういうもの
・どんな上司や先輩でもうまく付き合える自分を周りに知らしめれば、今後の自分の立場は有利となる
・ただしあまりに従順である(こちらが性格の良さや無能さを演じる)と永遠に下っ端のままとなる
・今の立場で相手をあまりにやっつけすぎると除け者にされる(他人をやっつけるのは管理職になってからで良い)

このバランスを考えて、戦う熱量を冷静に決めた方がいいですよ。という提案でした。

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