神奈川県が、自宅で療養する軽症・無症状の新型コロナウイルス感染者にこれまで貸し出したパルスオキシメーターのうち、3割にあたる約1600個が返却されていないことがわかった。県は今後の貸与に支障が出るとして、督促を強化する。
パルスオキシメーターは、指先にはめて血液中の酸素飽和度を測る機器で、表示される数値によって、患者が自分で健康状態を把握することができる。県によると、パルスオキシメーターは昨年12月15日~今月14日に自宅療養者のほぼ全員の延べ5661人に貸し出された。だが、県が返却を強く督促してこなかったこともあり、回収率は約7割にとどまる。
県の担当者は「チラシや説明書に『毀損(きそん)・紛失した場合は実費弁償などしていただく』と注意書きを入れているが、今後連絡をとって返却を求めていきたい」としている。
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