米フロリダの感染者数が減少 21日ぶりに1万人未満 カリフォルニアでは300万人を突破

[ 2021年1月19日 09:34 ]

カリフォルニア州の専門医が使用差し止めを求めたモデルナ社のワクチン(AP)
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 米フロリダ州の18日における新型コロナウイルスの新規感染者は8002人(死者137人)。1月8日には今年になって最多の1万9530人が感染していたが(1日と2日の合計では3万1518人)で、昨年12月28日(8198人)以来、21日ぶりに“5ケタ”から“4ケタ”になった。検査での陽性率も4日に13%以上だったものが17日には9・19%にまで下がっており、ようやく減少傾向を見せ始めている。

 ただし人口2190万の同州で2度のワクチン接種を終えたのはまだ9万3000人ほど。同州では2月7日にタンパでNFLのスーパーボウルが開催され、そのタンパを地元にしているバッカニアーズが24日のNFC決勝まで駒を進めているだけに、感染状況の推移に注目が集まっている。

 一方、カリフォルニア州では18日に累計の感染者が全米50州のトップを切って300万人を突破。200万人に到達したのは昨年12月24日だったが、わずか26日でさらに100万人が増えた。

 フロリダ州同様にワクチンの接種は始まっているが、今月5日から12日にかけて届いたモデルナ社のワクチン(41L20A)については、感染症専門のエリカ・S・パン医師が「異状を訴えたのは10人に満たない」としながらも、「他のワクチンに比べてアレルギー症状を示す比率が高い」として州当局や、疾病予防センター(CDC)に使用の一時中止を訴えている。

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2021年1月19日のニュース