夏休みを迎えた7人の10代の少女たち。叔母が暮らす大きなお屋敷をおとずれたことで、思わぬ恐怖に巻き込まれる!
『時をかける少女』『転校生』などで知られる大林宣彦監督の商業デビュー作。池上季実子、大場久美子など、当時瑞々しい魅力を放っていた若手女優を起用し、現在では定番となった「アイドルホラー」の元祖とも言われています。
ピアノに食べられる、生首が飛んでくる、猫の絵から噴き出す血しぶき…と、カオスな描写の数々がサイケデリックでハイテンションな映像で描かれていきます。
このノリは『学校の怪談』のノリに近いのでは?と個人的には思っております。
マックにファンタにオシャレなど、登場人物たちの「え?」って感じのあだなも面白い。
ティーンエイジャーの姉妹とその母親が、郊外の家に引っ越してくる。しかしその夜、謎の二人組によって母子は襲撃を受け、母親の必死の攻防によって辛くも難を逃れる。それから16年後、成長した妹の元に、当夜の衝撃からトラウマを抱え続ける姉から連絡が入る。「戻ってきて…」と。不安に駆られた妹は、惨劇のあったかつての我が家に戻ってくるが…
監督は『マーターズ』のパスカル・ロジェ。ひねりの効いたストーリー展開と、監督の美意識溢れるショットの美しさが際立ち、改めてその作家性に驚かされます。
舞台となる家には人形が所狭しと並べられており、その不気味なビジュアルはゴシックホラーの様相。
悲惨な暴力の果てに、少女が見つけた希望とは?
鑑賞後、いつまでも心に傷跡を残す作品です。
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タグの続きを表示2021/1/18 更新
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