ここは、去年までひろお水族館として営業していましたが、昨年の11月に閉館。今年は、魚類飼育展示館としてオープンしています。
展示館としてのオープンも、来年以降は分からないという話。今回の旅を思い立ったのも、跡地ではあるけれど、旧ひろお水族館を見ておきたいという想いが一番の理由でした。
実は、今日訪れることができたのは、運が良かったのです。
初めは、明日(10月1日)に行く予定でした。
ちょっと開館の時間だけ気になって、広尾町役場の方に電話をしてみたのです。急な時間変更もあり得ますからね。
役場「急に工事をすることになったので、9月いっぱいで閉める。10月1日はやっているか分からない。」
えっ、展示館としてオープンするという新聞記事には、11月までとあったはずなのに...
さすがに、日曜日(10月1日)に工事が入ることは無いとは思ったのです
が、せっかく訪れて見れないのも後悔するので、行程を調整して今日(9月30日)に訪れることにしたのです。
ちなみに、町のHPには水族館閉鎖の情報すら載っていません。やる気がないというか...入場者数が減ってしまったのは、町の広報能力不足も大きな原因でしょう。
展示館には、ゴマフアザラシ6頭とトド1頭、そしてゴマフとゼニガタの混血であるゼニゴマ?アザラシ4頭が残っていました。
寂しくなってしまった施設ですが、間近にアザラシを見ていると、運転の疲れもいやされますね。
ちょうど、北海道新聞の記者がいて、取材をされてしまいました。閉館の前日(!)ということで取材をされてました。
展示館についての話を、記者さんから色々と聞けたのですが、新聞に書かれる前の話なので、この場では書かないでおきます。
他にお客が来ることもなく、記者さんは僕たちの取材を終えたあと足早に帰って行きました。僕たち以外にお客さんが来なかったのかもしれません。
プールの方は、噂に聞いていたほど緑ではなく安心しましたが、極端にやせ細っていたアザラシもいました。
帰り際に心の中で思ったことは「がんばって生きていけよ」
ちょっと寂しい気持ちになってしまったけれど、完全になくなる前に訪れることができて良かったと思います。