1月16日の「サワコの朝」のゲストは、“今一番おもしろいトリオ芸人”として名高い「東京０３」の3人（飯塚悟志さん・豊本明長さん・角田晃広さん）。日常にありがちな出来事を独自の世界観で表現する彼らのコントは幅広い層から人気を集め、今や、お笑いのみならずドラマやCMでも活躍しています。元々、飯塚さんと豊本さんが組んでいたコンビに角田さんが加わる形で結成された東京０３ 。不遇の時代を乗り越え今、ノリに乗る彼らの深い絆に迫りました！

どれだけ稼いでもギャラは3等分！？東京０３ らしいその理由とは？

お笑い芸人の枠を超え、多岐に渡り活躍する東京０３ 。角田さんは、大ヒットドラマ『半沢直樹』で魅せた名演技が大きな話題を呼びました。「"三木重行"役というのをいただきましてね。（街中で）"見たよ"とかって言うのを凄く言われます。"三木さんだ！"みたいな。」と高視聴率ドラマへの出演の反響が大きかったことに触れ「角田を通り越しましたね。もう三木というイメージ！」と言って笑いを起こしました。その"三木さん"に注目していたのはお茶の間だけではなかったようで、『半沢直樹』出演後の角田さんは、単独でなんと3本のCM出演が決まったそう。しかし、"ギャラは３で割る"と言いサワコを驚かせると「話し合って決めてるんですよ。ライブが中心のグループなので。それぞれの仕事も割る３にすれば、ライブに集中できますし」と、"全てはライブのために"という共通認識のもと、ギャラは３で割るのが"東京０３ 流"なのだと話しました。

そんな東京０３ は、結成から17年。元々は、飯塚さんと豊本さんがコンビで活動し、角田さんは別のトリオに属していたそう。しかし、角田さんのトリオが解散。"夢"を失くした角田さんは、思わず飯塚さんの前で涙を流したといいます。「目の前で泣かれた時になんか引いちゃって（笑）これからどうするの？みたいな話になるんですよね。そしたらなんか海外を放浪したいとか、映画監督になってみたいとか、フワフワしたことしか言わないから心配になってきちゃって。」と当時の角田さんの様子を語った飯塚さん。豊本さんとのコンビに限界を感じていたことも引き金となり新たなスタートを切るべく角田さんを誘ったと、コンビ結成までの経緯を明かしました。

爆笑必至の東京０３ 流コント。原点は角田さんが持って生まれた◯◯◯にあり！？

飯塚さんからトリオに誘われた角田さんですが、意外にもお返事は「ちょっと考えさせてください」だったそう。「僕、長渕剛さんが大好きで。なんとなく歌手になりたいなと思ったんですよ。」と、予想だにしない理由を明かした角田さんは「ギター覚えて。弾き語りで世の中を斬るみたいな。こんなんじゃいけない！みたいなやつに憧れたわけですよ。」と当時の気持ちを熱弁。しかし、「書いてみよう、曲...と思って、歌詞を考えようと思ったんですけど、世の中に不満がないなぁってことに気が付いちゃいまして（笑）。なんか斬りたいんだけど俺、そこそこ幸せだしな。内面から（ほとばしるものが）何も出てこなかったです。」と一転。"歌手には向いていない"という結論に至った理由を明かしてくれました。

一方で、その角田さんが加わったことで新たなコントスタイルが誕生したという東京０３ 。「角田さんは、自分たちが面白いと思っていることを具現化してくれる人だったんですよね。奇をてらったことを言わなくても面白い。なんか、芸風がダサかったの。角田さんの持って生まれたダサさで、何か新しいものが出来るんじゃないかと思ったんです」と話すと、最初のひとボケまでが長い東京０３ならではのコント誕生秘話をサワコに語りました。
また、気になる"ネタ作り"については、普段の人間観察が元になっているそうで「こういう人いるよね？こういうネタどう？みたいな。」「いるよな、そういうやつ！やろう、やろう」と、メンバー同士のやり取りの様子を再現しながら説明。「コンビ時代には出来なかった豊本さんの"人間性"をフィーチャーしたようなネタも出来るようになった（笑）」と、真面目な話の中に笑いを盛り込んだ東京０３らしいトークを披露しました。

「サワコの朝」はインタビューの達人・阿川佐和子が土曜の朝に素敵なゲストを迎えて送るトーク番組。
次回1月23日のゲストは、"怪物(モンスター)"の異名を持つプロボクサー井上尚弥さん。パンチを喰らう瞬間も目は開いたまま！？井上尚弥が明かす驚異の戦闘能力と挫折、そして、引退とは？
MBS/TBS系で毎週土曜あさ7時30分から放送中。ゲストの心に残る音楽と秘蔵トークをお楽しみに！

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