真冬でも温度、湿度、環境に注意!寒い冬で気をつけたい3つのパソコン管理対策
真夏のパソコン対策と言うのは既に周知が進んでいますが、真冬のパソコン管理対策と言うのはあまり知られていません。
しかし、真冬でもパソコンで気をつけたい重要なことはあります。今回は真冬に気をつけたい3つのパソコン管理対策をご紹介!
真冬でもパソコンの温度管理に注意しましょう
真夏の対策では、高温に弱いパソコンをいかにして熱から守るかということでしたが真冬の場合は少し意味合いが違います。
寒いところに置いてあるノートパソコンをいきなり暖かい部屋に持ち込んだ際に「結露」に注意が必要なんです。
結露とは空気中の湿気が冷たい物(冷たい物の周りの冷たい空気)に触れることで露(水分)となって付着することです。
結露は表面だけでなくノートパソコンの場合、内部にも影響します。
ひどい状況では水ぬれと同じ事になり、ショートする可能性もあります。
結露は故障の直接的な原因になりますので注意が必要。
寒いところから持ち込んだパソコンは暖房した部屋の温度になじむまで、しばらく温度が低い部屋の隅の低いところになどに放置しておきましょう。
温度変化が大きすぎることが結露が起きやすい状況を作ります。
パソコンの設置環境に注意しましょう。
2つめは夏と同じで冬でも高温に注意が必要です。
真冬に高温に注意と言われてもピンと来ないかもしれませんが、真冬でも夏と同じような問題が起きます。
近くの電気ストーブ、ファンヒーターがまともにパソコンに当たっている事に気が付かない事があるのです。
パソコンが真夏よりひどい高温にさらされることになり、熱暴走してしまいます。
中には外装の樹脂が熱で溶けたり変形したりするものがサポートで持ち込まれてきて、驚くことがあります。故障の原因に直結しますので設置場所と暖房器具との距離には十分気をつけましょう。
それからよくあるのはこたつなどで寝そべってノートパソコンを使う場合です。
毛の深いカーペットなどを敷いた部屋で、ノートパソコンをその上に置いて使うと放熱が妨げられる可能性があります。
また、寝床などでも毛布の上や布団の上などで寒いからついついもぐりこんでノートパソコンを使ってしまうかもしれませんがこれも、放熱口などがふさがれてパソコン内部が高温になってトラブルの原因になります!
静電気に注意しましょう
冬になるといやだなと思うのがこの静電気。
車から降りる際にドアノブに触れるとバチッ!とくるアレです。
パソコンが特に苦手としているのがこの静電気です。
ご存じのように静電気は電流は大きくないのですが電圧が半端なく、電子機器はひとたまりもありません。
真冬の故障で特に多いのがこの静電気による被害なんです!
静電気によるトラブルでは重要なメインボードが完全にダメになることが多く、ほとんどの場合修理が不能になってしまいます。これは同じ高電圧による落雷被害と同じような状況です。
昨日まで、さっきまで動いていたパソコンが、静電気の一撃でいきなり動かなくなるので、落胆が大きいのもこの被害の特徴。
真冬は、パソコンに触れる前に必ずどこか金属部分などに触れて、静電気を開放してから電源を入れるようにしましょう。特に帰宅直後の脱衣後は要注意です!!