画面にいつもくるくると回る表示が出て動かない、開かない!その主な原因とは?

 

 

パソコン、スマホ、タブレットでYouTubeを閲覧している最中や、普通にアプリを開こうとした際に画面にくるくると回る表示が出てきて、ページが開かない、アプリが起動しない、または突然動かなくなったり動きが遅くなったりすることがありませんか?

そんな時、大抵の人は「またか!」と不愉快になったり、ついイラついたりしますよね。

そこで今回は原因不明のくるくる表示についての対処法をお話しします!

 

とりあえず「再起動」することで様子を見てみる

「くるくる表示」を解決するための基本的な対処法としては、パソコン、スマホ、タブレットに限らず「再起動」(電源OFF、電源ONでもOK)してみることです。

「再起動」することでいっぱいになったメモリが解放されたりバグったアプリケーションを終了することができます。

特にスマホは普段終了させたりすることがありませんので、長期間使用で冗長しているシステムの状態を再起動によってリセットでき、動作が改善されます。

しかし、再起動してもすぐにくるくる表示が出てくる場合は他に原因がある可能性があります。

 

影響が大きいストレージ容量の空き不足

内部ストレージ容量の空き容量が少ないことも動作に影響します。

内部ストレージ容量とは、RAMとは違い本体内のストレージメモリー容量のことで16GBとか64GB、128GBなどという部分です。SDカードなどの外部メモリ容量とも違います。あくまでも本体内部のストレージ部分のことです。

設定から内部ストレージ容量の空きを確かめてみます。

残りが少なくなっている場合は動作が遅くなるなど影響が出やすくなります!

ですから、できるだけ不要なアプリやデータ、今までの履歴やキャッシュなどは削除して内部ストレージの空き容量を確保しましょう。

履歴やキャッシュは設定内のストレージ管理で削除することができます!

スマホ内に写真や動画をいっぱいに詰め込むことは万が一の際のデータロストの危険性だけでなくシステムの不安定にも関係します。

できるだけ空き容量が全体容量の4分の1を下回らないようにします。残りが1~2GBという場合、まだ空きがあると勘違いをしている人がいますが、それは残りがほぼ0と思わなければいけません。

 

かつてのWindowsでは砂時計がくるくると回っていた

このくるくるマークは”ビジーカーソル”または”リングカーソル”といいます。

古いWindowsでは”砂時計マーク”といっていました。

ビジーカーソルのデザインはOSによって様々ですが、今ではほとんどの端末でリング状のマークがくるくると回転するものが主流になっているようです。

パソコンだけでなく、タブレットやスマホでもこのマークが出てくる状況が最近多くなってきました。今時のコンピュータは処理能力や容量が昔より比較にならないほど大きくなったのに、一体なぜいまだにそんなことになるのでしょうか?

 

何でも詰め込み過ぎのWebページ、アプリ

ひとつは、最近のWebコンテンツ自体が重たくなりすぎていることが影響しています。アプリにしろ、ネットのWebページにしても便利なものは多いのですが、サイズの大きい画像や動画、埋め込まれたスクリプトや広告、外部からの複数の読み込み、またアクセス解析などが1ページの中にてんこ盛りにされていることがあります。

その分データの量も多くなり通信量も増えてそのページの表示処理に時間がかかるようになっています。ブラウザのツールバー、アドオンなども影響は大きく、多重使用では激重になったり最悪の場合ブラウザがクラッシュすることもあります。

さらにWebページの全面SSL化に伴い、通信セキュリティーが強固になり、ハンドシェイク挙動やセキュリティーソフトの介入などでたった1ページを開くだけでもかなりの負荷がかかるようになってきています。

その上、本体側のアプリケーションアップデートがかかったりすれば更に負荷が激増。おまけにWi-Fiが届きにくい、パケット制限に突入して回線速度が間に合わないなどの原因が重なり、あの「くるくる」表示が即座に出きて動かなくなってしまうというわけです。

Wi-Fiのアンテナ表示が0~2本を行ったり来たりしている場合は、劣悪な通信環境といえますので、Wi-Fi環境の見直しの必要もあります!

 

端末の容量とアプリの使い方にも原因が!

また、端末の状態も関係しています。

特にRAM容量が少ない機種は影響を受けやすくなります。これは記憶容量(ストレージ容量)とは別のものです。

“RAM”とはカタログでは”メモリー”と表記してある2GBとか4GBなどの記載がある部分のことを言います。

スマホ、タブレットでRAMの容量が1GBとなっている機種では前述したような今時の重たいWebページ環境ではとても足りません。場合によっては2GBでも不足気味となります。最近のスマホはRAM搭載量が2GB以上のものが主流になりつつありますが、今後はもっと搭載容量も上がってくるものと思われます。

そんなご時世でタブレット・スマホで512MB~1GBというものは正直な話論外。2GBでもそろそろ限界に近づいているといっても良いでしょう。ネットなどで格安のスマホ、タブレットを購入時する際はRAM容量に特に注意が必要です。
また、ゲームのようなアプリで推奨環境のメモリ容量(RAM)が十分でもそれを上回る負荷を与えた場合、処理動作や表示に当然影響が出ます。ほかに起動しているアプリの量、Webページの量も関係しますから、不必要にSNSやWebページなどを同時起動させず必要のないものはこまめに落として(タスクを終了させて)使用し、「くるくる表示」出現をできるだけ回避するようにしましょう!