● 件のカイロもそれ
● 指摘で思い出した
● 漫画での口調への指摘
前記事
「心理の達人前田大輔」に「HPVV副反応を治すと謳うカイロ」の既視感
http://lttlleo.seesaa.net/article/479622744.html
2020-05-29 SchwermutAngst
心理カウンセラー・前田大輔先生の心療施術を実際に受けてみた感想
https://klagenueberpsychose.hatenablog.com/entry/2020/05/29/002541
こちらを読むと「ですよね」の連続、「その指摘、件のカイロもまさにそれ」の連続。
● サイトへの指摘
GG(GauGau)
ページの作りが「いかにものネット宣伝パターンデザイン」。
SchwermutAngst氏
とにかく、よくわからないがキラキラした雰囲気を持った「催眠」を謳い、
はっきりした文体で、本当に苦しんでいる人をぐいぐい引き付けるような内容だ。
これを見せられて受けたくならない人などいないのではないかというような。
GG
こういう「患者を選ぶ宣言」をするとか
SchwermutAngst氏
「本気で心の病を改善させたいと思っていない方は電話しないでください」というのは、
ダイエットや植毛などの商品でよくある、客を煽るような手法だ。
GG
患者が「納得し、決断した」を設けて、初回に高額を一括支払いさせる。
もうさ、患者が催眠療法を受けに来た時点でビジネスは完了してるじゃん。
SchwermutAngst氏
一回税込み20万円。
20万円!?
心の病に苦しんでいる人は、来る日も来る日も苦痛に耐えながら、いつか楽になる日が来るのではないかと思って必死に生きている。そういう人にとって「うつが治せます」みたいな広告は、腹ペコの犬の前に肉をぶら下げているようなもので、喉から手が出るほど手に入れたくなるものだ。だからこそ、明らかにおかしい値段で、詐欺広告にしか見えないようなサイトであっても、一縷の望みを託し、大金を払ってわざわざ施術を受けに行くのである。
GG
鬱病の人に「鬱を治す本気やる気」を前提にするのがナンセンスでは?
「やる気は待っていても出ない、やる気を待たずやればやる気が出てくる」
が一般人には真理で、だからそれは有意義な助言になるが、
思考も行動も当たり前に思われることが重労働になっている人に、
「本気やる気」? おかしくないか?
SchwermutAngst氏
正直、ほとんど役に立たない。
そこにあったのは「そもそも実践できない」か「実践してみてもちっとも楽にならない」ものばかりだった。
健康な人にとっては当たり前でも、病んだ人が実践するのは不可能に近いだろう。
2020-06-05
認知行動療法批判
https://klagenueberpsychose.hatenablog.com/entry/2020/06/05/233639
コメント返信
ある程度心に余裕があって、「少しでもプラスになればいいかな」という思いで受けるならそれはそれでいいのかもしれません。
ですが、これで本当に苦しんでいる方を救えるのかと言うとそうではないと思うし、そういう方法を治療法と言っていいのかとも思います。
その点で、少なくとも今の認知行動療法は、「治療法」というにはあまりにお粗末だと正直に思います。
● 件のカイロもそれ
・とにかく高い。そりゃあ治ればいくら払ってもいいのかもしれないが、まず受けに行くのを躊躇する。
これでは苦しむ人の助かりたい切実な気持ちを商売に使っていると言われても仕方がない
件のカイロが「初回7万円サポート付(※しかしメールで相談しても無視されたという声多数とのこと)」、「20万円」に比べれば1/3程度ではあるが、「効果への期待」で払うにはかなりの額。
・先生の口調がきつい。説明がヒートアップすると圧倒される。心を病んでしまったクライアントさんの中には、先生の言い方で元気をなくす人もいるのではないか
件のカイロもそうだろうと思う。
なにしろ2ちゃん書き込み、ツイッター、ブログ、いずれも「2ちゃんの権化」という感じなのである。そのパーソナリティなのだから患者への口調も察しがつく。
・治らない人は治らないし、その場合20万円が無駄になる
金額が異なるだけで、指摘していることはその通り。
● 指摘で思い出した
改善率94%とあるが、いつどのようにとった集計だろうか。
「2週間以内の改善率94%」というのは根拠のある数字だろうか。
僕は改善しなかった方の人だが、施術後に改善したかどうかの調査は来ていない。
件のカイロも「快復率**%」「**人診て**人快復」を謳ってたわ!
そのカイロはサイトを作ったのが随分後で、ブログと信者のSNSが五月雨的に、つまりたまたまその時に見かけていなければ情報を見つけるのが難しい、また整理もされていない形で、しかしけっこうな頻度で喧伝していた。
「うつ病・パニック」が「必ずよくなる」というのは明らかに過大広告だ。
医師法、薬事法、景品表示法、これらに抵触するんじゃないですかね。
整体院・カイロプラクティックが注意すべき薬事法・景品表示法
http://yakujihou-marketing.net/archives/386
それに「必ず」なら「100%」のはずだ。
夜郎自大と論理矛盾で終了である。
いやむしろ「94%」は「ほぼ必ず」を示し、「期待させつつ逃げ道を残す数字」だろう。
前田氏の意図や自覚はどうでも、治りたい患者にそう作用する提示である。
本当にあなたの心療施術にたくさんの人を救える自信があるなら、まず病院で本当に苦しんでいる方々を助け、そのうえで堂々と「うつ病を治せます」と掲げればいい。
本当に自信があるなら医学に進出すべきで、それがない時点でやはり施術の効果は怪しい。
こういう指摘、件のカイロにもあったわ!
この手の「心の病を治せます」という広告は、治せなかった時点で、その患者にとっては全てが虚偽広告になることを忘れてはならないと思う。
ですよね。
そして患者に関わる以前に広告の時点で、上記法律違反の可能性あり。
「治るかもしれないけど治らないかもしれない、これで治るのだったら今受けておかないとこの先の人生損する、でも治らなかったら20万円捨てるようなもんだし、どうしよう、どうしよう・・・また騙されるのは嫌だけど、もしこれで治るんだったら受けなきゃ、どうしよう・・・」という悩みを、このサイトにたどり着いた一人ひとりにさせているのだ。心の病に苦しむ人は、それだけ真剣なのだ。このことを、「心の病を治せます」と謳う全ての「療法家」にどうか知ってもらいたい。
「サイト」を「ブログ」に、「心の病」を「HPVワクチン副反応」に置き換えれば、まったく同じことが言える。
効果の真偽も根拠も不明な「施術」を、今回のように見つけるたびに動揺し、受けなければならないとしたら、いくらお金があっても足りない。それらを受けない理由は、お金が足りないのと「どうせまた治らないだろう」と思えるからだ。そして、その予想はきっと正しい。もし本当に治せるなら、とっくに医学が注目しているはずなのだ。
実に的確な指摘だ。
● 漫画での口調への指摘
SchwermutAngst氏とは別の方。
強く同意する。