2015年10月に,従来初等幾何による証明が見つかっていなかったものも含む全ての整角四角形問題の初等幾何による証明を構築する汎用的手法である「外心3つ法」がaerile_re氏により発見されました(アーカイブへのリンクです).月刊誌「現代数学」2016年2月号に,その紹介記事を書かせていただきましたが,これは日本語圏内だけの紹介に留めておくべきものではないと考え,同記事の英語版を作成し,ここに公開します.ただし当方英語は素人であり,文法からして怪しい可能性があるため,DRAFTとしての公開とさせていただきます.元記事をお持ちの方で誤訳のご指摘等ありましたら,当方ツイッターまでお知らせください.
なお,日本と海外での用語の使い方の差異から,一部表現を変えているところがあります.まず「整角四角形」は,直訳に近い quadrangle with integer angles を使っていますが,1975年に Colin E.Tripp が使い始めた adventitious quadrangle (偶然の角度) も使っています.また,「整角四角形問題」という切り口の用語は英語では見当たらないので, generalized Langley's problem (一般化されたラングレーの問題) という表現を用いています.
雑誌「現代数学」に掲載した日本語の記事は,2018年9月発売「パズルな数学・数学なパズル 数学パズルにトドメをさす?! 第1集」(現代数学社)にも収録しています.
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