兵庫県宝塚市の中学校の柔道部で生徒に重傷を負わせたとされる元教師の男の裁判が始まり、男は起訴内容を認め謝罪しました。
宝塚市立長尾中学校の元教師・上野宝博被告(50)は去年9月、顧問を務める柔道部の1年の男子生徒2人に暴行を繰り返し、背骨を折るなどのけがをさせた罪に問われています。
21日の初公判で上野被告は起訴内容を認め、「ひどいことをした」と生徒らに謝罪の言葉を述べました。
検察側は「被告は生徒2人がアイスを無断で食べたことに立腹し暴力行為をした」と指摘。
「肉体的苦痛に加え、生徒たちが指導者から受けた精神的苦痛は計り知れない」として懲役2年を求刑しました。
判決は2月15日に言い渡されます。